エジプト:元石油鉱物資源相が電力安定供給と投資環境の整備について見解
2025年09月22日付 その他 - el-Watan News.com (Eg) 紙


■元石油鉱物資源相「国外のパートナー企業への未払い金の返済が、彼らに事業の再開を後押しした」

【マリナ・ルウーフ】

元石油鉱物資源大臣で技術者のアブドゥッラー・グラーブ氏は次のように述べた。「(エジプトの)石油部門は、探査・調査活動を強化し、また新たな油井を産地マップに組み込むことで、国内での石油と天然ガスの生産量を増加させることを目指している。そのなかでも『ズフル』油田の収益強化はもっとも重要である」。

グラーブ氏は『ワタン』によるインタビューのなかで次のように述べた。「石油鉱物資源省は発電所の停止を回避するためにその必要を満たすよう取り組み、これが今夏の電力の安定供給に反映された。さらに燃料製品の確保や、負荷緩和措置、停電の回避のため、LNG船を通して天然ガスを輸入した」。

外国企業とは、生産物分与契約(PS契約)というシステムで契約がなされる。この契約においては、外国パートナー企業がリスク、探査、掘削、生産の費用を負担し、その代わりに生産額の一部を受け取る。また、生産が得られなかった場合の損失も外国企業が負担する。この協定の特徴は、外国企業が探査段階におけるあらゆるリスクを負い、探査が成功裏に終わり、商業生産が開始した時点で初めて投下資金を回収できるようになる点にある。

最近の契約では、業務の迅速化や、探索・生産・調査作業の円滑な開始を確保するための監視を実施することによって、パートナー企業の業務に対するより強力な監督がなされるようになった。そしてこの取り組みは、投資家に適した投資環境を整備することを通じて、調査作業を促進し、新たな油田を生産ラインに乗せ、新たな油田の発見を最短で行うことによって推進されている。

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( 翻訳者:川村賛志郎 )
( 記事ID:60812 )