シリア:アサド政権の崩壊以来約100万人の避難民がシリアに帰国
2025年09月25日付 al-Quds al-Arabi 紙


■国連:アサド政権の打倒以降、約100万人の避難民がシリアに帰還

【ジュネーブ:本紙】

国連によると、バッシャール・アサド前大統領が打倒されてから9か月が経過した後、およそ100万人がシリアに帰還した。

国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は水曜日の声明で、さらに180万人の国内避難民(IDPs)が昨12月以降、自らの故郷に帰還したと述べた。

またUNHCRは、帰還者らが家屋の破壊や損傷したインフラ、雇用機会の制限、不安定な治安状況に直面していると警告した。

フィリッポ・グランディ国連難民高等弁務官は、国際社会、民間部門、在外のシリア人に対し、国家の再建のための支援の強化を訴えた。

グランディ氏は、「これは世界最大の難民危機のひとつを解決するための貴重な機会である」と述べた。

UNHCRによると、シリアではいまだ700万人を超える人々が国内避難民として留まっており、450万人以上が国外で難民として生活している。

調査データは、アラブ諸国で暮らすシリア人避難民の大多数が自身の故郷に戻ることを望んでいることを示した。

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( 翻訳者:東郷綾乃 )
( 記事ID:60836 )