レバノン:ラーリージャーニー氏がヒズブッラー前書記長追悼式典に参加するためベイルートに到着
2025年09月27日付 al-Quds al-Arabi 紙


■ラーリージャーニー最高安全保障委員会議長、ナスルッラー・ヒズブッラー前書記長暗殺追悼式典参加のためベイルートに到着

【ベイルート:本紙】

イランのアリー・ラーリージャーニー最高安全保障委員会議長は土曜日、レバノンの首都ベイルートに到着し、ヒズブッラーの前書記長であるハサン・ナスルッラー氏とハーシム・サフィーッディーン師の暗殺1周年追悼式典に参加した。

レバノン国営通信は、ラーリージャーニー氏が「ナスルッラー氏とサフィーッディーン氏暗殺の1周年追悼式典に出席するため、ベイルートのラフィーク・ハリーリー国際空港に到着した」と報じた。

同通信はまた、ラーリージャーニー氏がレバノンの高官らとも会談する予定だと付け加えた。

ヒズブッラーは今日土曜日、ベイルート南部のダーヒヤ地区にある中央複合施設で、両者の暗殺を追悼する式典を開催する。

イスラエルは2024年9月27日、激しい空爆によりナスルッラー氏を暗殺した。さらにイスラエルは同年10月3日には、同氏の後任としてヒズブッラーの書記長を務めていたサフィーッディーン氏を別の空爆によって暗殺した。

またイスラエルは2023年10月にレバノンへの侵攻を開始し、これは2024年9月には全面戦争へと発展した。この戦争による死者は4,000人以上、負傷者は約17,000人にのぼった。

その後、2024年11月にヒズブッラーとイスラエルの間で停戦合意が成立したものの、イスラエルは3,000回以上にわたって停戦を破り、少なくとも269人が死亡、610人が負傷した。

さらにイスラエルは数十年にわたって占領している他の領土とあわせて、停戦合意に公然と違背しながらも、今回の戦争で掌握したレバノンの5つの丘陵地帯を依然として占領し続けている。

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( 翻訳者:東上健太郎 )
( 記事ID:60854 )