エジプト:ガザの戦争終結に向け、トランプ構想を土台とする用意
2025年09月27日付 al-Quds al-Arabi 紙
◼️ガザにおける戦争の終結に向け、トランプ構想を土台にする用意
【カイロ:アナトリア通信】
エジプトは土曜日、ガザに対する戦争の終結と同地域のイスラエル人捕虜解放にかかわる、ドナルド・トランプ米大統領の構想を土台とする用意があることを確認した。
これはエジプトのバドル・アブドゥルアーティー外相が、ニューヨークの国連総会で行った演説のなかで言及されたものである。
アブドゥルアーティー外相は、「エジプトは、ガザで安定を取り戻し、戦争を終結させ、捕虜を解放するためにトランプ氏の構想を土台とする用意があることを確認する」と述べた。
同外相はさらに「中東情勢は爆発寸前である」と強調し、「地域諸国が安全を享受しない限り、イスラエルは安全を享受することはできない」と指摘した。
また同外相は、自国が「パレスチナ人に対する新たなナクバ(厄災)には加担しない」と強調し、「エジプトはパレスチナ人の強制移住に関するいかなるシナリオも拒否する」と表明した。
そして大エチオピア・ルネサンスダムの貯水と稼働をめぐるエジプトとエチオピア間の問題について、エジプト外相は「エチオピアが当ダムに関して一方的な措置を講じた」と指摘した。
アブドゥルアーティー氏はさらに、「我々は司法に訴え、この問題に関して法的メカニズムに準拠する用意がある。また自国の権利については妥協しない」と述べた。
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( 翻訳者:藤田琉生 )
( 記事ID:60867 )