ガザ:イスラエルが仲介国カタールでハマース幹部を攻撃…停戦協議は頓挫か
2025年09月28日付 al-Quds al-Arabi 紙
■ハマース:ガザの交渉は膠着状態、われわれは仲介者から新たな提案を受け取っていない
【ガザ:アナドル通信】
イスラーム抵抗運動(ハマース)は日曜日、「カタールの首都ドーハでのハマース幹部に対するイスラエルの暗殺未遂事件以来、ガザ地区の停戦交渉は行き詰まっている。停戦に関する新たな提案は受け取っていない」と発表した。
ハマースは声明で、「ハマースは仲介役を務める同胞からいかなる新しい提案も受け取っていないと主張する」と述べた。
そして、ドーハでのハマース幹部に対する9月9日のイスラエルの暗殺未遂事件以降、停戦交渉は行き詰っている」と付け加えた。
イスラエル軍は今月9日、ドーハで、ドナルド・トランプ米大統領が示したガザ停戦案を協議していたハマースの交渉代表団を標的に攻撃を行った。カタールはこの攻撃に激しい怒りをあらわにし、この攻撃に対応する権利を保持すると表明した。
攻撃のあと、ハマースは、ガザ地区の高官ハリール・ハイヤ氏が率いる停戦協議の代表団の暗殺は失敗に終わったが、彼の事務所のジハード・ラバド所長、ハイヤ氏の息子フマーム・ハイヤ氏ほか3人のメンバーが死亡したことを明らかにした。
ハマースは日曜日、国民の権利を守る形で、仲介者から受け取ったすべての提案を前向きかつ責任ある態度で検討する用意があると断言した。
(後略)
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( 翻訳者:MUHAMMAD AZKA MUSASHI )
( 記事ID:60909 )