ガザ:トランプ大統領がガザ停戦のための「初の真なる機会」の存在を主張
2025年09月28日付 al-Quds al-Arabi 紙
■トランプ大統領はガザの戦争を止めるための「初の真なる機会」の存在を主張
【ワシントン:諸通信社】
米国のトランプ大統領は、ガザ地区で続いている戦争を終わらせる合意に達する可能性について楽観的に感じていると述べた。
トランプ氏は米「NBCネットワーク」への発言で、「中東の平和を実現する絶好のチャンスが訪れている、我々は順調に進んでいる」と明らかにした。
また、これに関連してトランプ大統領は日曜日、ガザ地区の戦争を止めるための計画が「非常に順調に進んでいる」と主張した。この発言がなされたのは、ホワイトハウスでイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相と予定されていた首脳会談の前日にあたる。
これはイスラエル軍がガザ市内の主要な戦線で地上展開を継続し、同時にこれらの地域での居住用建物の施設の爆撃、爆破を続けている最中に起こった。またこうした動きは、同市を占領し、そこからパレスチナ人を強制移住させるための同軍の取り組みの一環である。
またトランプ氏は、「ガザにおける和平計画の提案に関して、イスラエルから、そしてアラブの指導者らから非常に良い返答を受けた」と述べた。またこの提案について、「ガザでの戦争の終結だけではなく、むしろ中東でより広範な平和を実現することをも目的としている」と指摘した。
そしてトランプ氏は、イスラエルの民間放送「チャンネル13」への声明で、「投じられた問題において、非常に良く、特筆すべき進捗がある」と述べた。同氏のこの発言は、ガザ地区で2年前から継続しているイスラエルの戦争の終結のほか、全てのイスラエル人捕虜の釈放を含む合意への到達を掲げた、「21条項計画」について指摘したものだった。
さらにチャンネル12はトランプ氏の発言として、「我々はイスラエルとハマースの間で取引を締結する最終段階にいる」と伝えた。
(後略)
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( 翻訳者:東上健太郎、遠藤美佑 )
( 記事ID:60958 )