トルコ・シリア安全保障会議、アンカラで開催
2025年10月12日付 Medyescope 紙


トルコ・シリア安全保障会議がアンカラで開催された。トルコのハーカン・フィダン外務大臣、ヤシャル・ギュレル国防大臣、イブラヒム・カルン国家諜報機構長が、シリアのアサド・ハサン・アル・シェイバニ外務大臣、ムルハフ・アブ・カスラ国防大臣、フセイン・アル=サラマ陸軍情報部長とアンカラで一同に会した。

このトルコ・シリアの安全保障に関する首脳会談では、両国間の安全保障分野における協力と地域情勢について議された。外交筋によれば、両国は国境警備、テロ対策、そして難民の帰還について意見交換を行った。

トルコのハーカン・フィダン外務大臣は、シリア代表団とのアンカラでの上層部安全保障会議について、両国間の包括的な協力・協調が今後強化されるはずだと強調。フィダン外務大臣は、「シリア領土の一体性を守り、あらゆる面での安全を確保するための具体的な措置について合意した。シリアの安全とトルコの安全と分けて考えることはできない。そうした方向性でシリアという我々の兄弟にあらゆる支援を続けていく」と述べた。

一方、シリア民主軍(SDF)のマズルム・アブディ司令官とシリアのアフマド・フサイン・アッ=シャラア暫定大統領は、10月7日(火)に会談をおこない、停戦、軍隊の統合、憲法改正、移民の帰還等の問題について議論した。

シリア北東部自治政府(ロジャヴァ)の代表団も会談後に声明を発表した。そのなかで、公式的な文書への署名はなされなかったものの、4つの基本事項について「口頭で合意」に達したと発表した。

マズルム・アブディ司令官も、昨日(11日)夕刻の会見で、トルコとの接触について「トルコなしではシリアの問題解決は絶対に不可能」と述べた。

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( 翻訳者:原田星来 )
( 記事ID:60981 )