ガザ:イスラエルのジェノサイド戦争によって生じた犠牲者の総数が67,913人に達する
2025年10月14日付 al-Quds al-Arabi 紙


■ガザ保健省:イスラエルの攻撃による犠牲者の数が67,913人に達する

【ガザ:本紙】

パレスチナ・ガザ地区の保健省は火曜日、2023年10月7日以降のイスラエルによるジェノサイド戦争による犠牲者の総数が、死者67,913人と負傷者170,134人まで増加したと発表した。

同省は日報のなかで、ガザ地区内の病院が過去24時間で「44人の死者と29人の負傷者」を受け入れたと述べた。

また、「犠牲者のうち38人は、遺体が瓦礫の中から収容された人々である」と付け加絵、彼らが過去数日または数週間以内に殺害されたことを示した。

同省は、金曜日以降、ハマースとイスラエルの間で停戦が続いているにもかかわらず生じた、残りのパレスチナ人6人の殺害の状況や負傷者らの容態については明らかにすることはなかった

しかしハマースは今日早朝、イスラエル占領軍が爆撃と銃撃により不特定多数のパレスチナ人を殺害・負傷させたとしつつ、この行為を「停戦合意違反」とみなした。

これに対し、イスラエル占領軍は同日、「イエローラインを越えて部隊に接近した」パレスチナ人に対して発砲したことを認め、自らの行為を「脅威の排除」という理由によって正当化した。

「イエローライン」とは、ハマースとイスラエルの間の停戦に関するドナルド・トランプ米大統領の計画において定められた第一撤退ラインである。

ガザ保健省は声明のなかで、瓦礫の下や道路上にいる多数の犠牲者について言及し、救急隊や民間防衛隊が現時点でも彼らのもとに到達できない状況にあると説明した。

金曜日の正午、ガザのパレスチナ人に対するイスラエルによるジェノサイドが開始して2年を経て、停戦合意の第一段階が発効した。

この合意は、トランプ氏が提案した計画に基づいており、トルコ政府、エジプト政府、カタール政府の参加のほか、米国の後援のもとで、エジプトのシャルム・シャイフのリゾート地で開かれた間接交渉のすえに両当事者が締結に至ったものである。

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( 翻訳者:小山悠太 )
( 記事ID:61003 )