サボテンの実、メルスィンで2万5千トン出荷
2025年10月15日付 Cumhuriyet 紙
メルスィンで灌漑の機会が少ない地域で栽培されているウチワサボテンの実の収穫期が続く中、付加価値を高める取り組みにより、アイスクリームへと加工された。
ウチワサボテンは農薬や水、肥料を必要としないで実が成る珍しい作物の一つであると言及したタルスス商品市場のムスタファ・テケ会長は、地方での水不足や干ばつの問題に対する解決策になり得る作物だと述べた。
トルコの重要な生産地であるメルスィンでは、あらゆる種類の果物や野菜が栽培されている。その中の一つで、その美味しさで知られ、特に観光シーズンでは通りで皮をむいて一つずつ売られるウチワサボテンの実は、乾燥地帯や灌漑機会が乏しい畑での栽培が注目されている。メルスィンだけで約2万5000トンが生産されているウチワサボテンは、付加価値を高めるための取り組みが行われている。生産が最も多いメルスィンで、タルスス商品市場の主導でウチワサボテンの実からアイスクリームが開発された。量産化が目指されているこのアイスクリームは夏に涼しさを感じさせる味になるだけではなく、地方で生産される作物に付加価値を与えるという点でも重要だとされた。灌漑や農薬を必要としないで栽培可能なウチワサボテンの収穫は、8月から始まり、12月末まで続くとされている。
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( 翻訳者:橋本響 )
( 記事ID:61007 )