―（続き）―

　メフディー・ピールサーレヒー食品医薬品局局長によると、今のところ大規模な国内製造と見込まれる備蓄量を考えると、医薬品不足や価格急騰に関する懸念は全般的には存在しない。しかし、特殊な医薬品や外国ブランドの医薬品についてはその限りではない。その場合には、ジェネリック医薬品や国内の同等の医薬品で代替可能であり、処方管理を通じ患者への負担を最小限に抑えることができるだろう。

　現在、国内で必要とされる医薬品の97％以上が国内で製造されており、政府の支援策によって、国際的な圧力のかかる状況下においてすらも医薬品の供給ルートは確保されるであろうことが保証されている。この事実は、イランの製薬産業は懸念と期待のはざまに立っていながらも、計画立案と歴史的な経験によって再び危機を乗り越えて国民の健康を守っていくであろうことを示しているのである。

―（了）―

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（ 翻訳者:SS ）
（ 記事ID:61051 )