アジア諸国と経済と貿易における協力関係を強化するために、アジア歴訪に出発したアメリカのドナルド・トランプ大統領は昨日、日本訪問において、就任したばかりの高市早苗総理大臣と東京で会談した。
保守派の支持を受けるトランプ大統領と、自身も保守派である高市首相の称賛、合意、贈り物による調和は、両首脳の初の対面会談となったこのサミットの生命線となった。
■二つの合意に署名
赤坂迎賓館での会談において、高市早苗首相を「この女性は勝者だ。日本最高の首相の一人になるだろう。」と称賛したトランプ大統領は、真摯な雰囲気で行われた会談により、二つの合意を勝ち取った。日本とアメリカの同盟を「黄金時代」へとするために署名された最初の合意により、ここ数ヶ月で石破茂前総理大臣と合意した日本からの輸入品に15%の関税を課すこと、および日本が米国に投資するための5500億ドルの基金を設立することについて枠組みが確認された。
■レアアースに関する協力
トランプ大統領と高市首相はその後、「重要鉱物とレアアースの供給確保」のための合意にも署名した。2カ国間での重要鉱物とレアアースのサプライチェーンにおいて脆弱なところを埋めるために共同プロジェクトを行うとともに、造船における協力、エネルギー・人工知能とその他の部門における日本の投資プロジェクトも検討されていることが記載された。中国は、世界におけるレアアースの9割以上を加工しており、中国が課した制限によりアメリカは他のパートナーを探索せざるを得なくなっている。
■ノーベル賞候補に推薦
暗殺された安倍晋三元首相を師と仰ぐ高市首相も、トランプ大統領の称賛に答えた。トランプ大統領に安倍元首相が所有していたゴルフクラブとゴルフバックを贈呈した高市首相は、今年のノーベル平和賞を受賞できず落胆したトランプ大統領を同賞に推薦すると発表した。
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( 翻訳者:伊藤颯汰 )
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