「奇跡の草」サフラン、収穫始まる―カラビュク県
2025年11月02日付 Cumhuriyet 紙
トルコのカラビュク県サフランボル郡では、地元で栽培され「奇跡の植物」とも呼ばれるサフランの収穫が続いている。
サフランは毎年8月に植え付けが始まり、10月から11月にかけて紫色の香りの花を咲かせる。背の高さは15~30センチ。郡内の14村45農家が約105デカール(10.5ヘクタール)の畑で生産している。収穫が続くこのサフランは、昨年(2024年)には欧州連合(EU)の地理的表示保護(GI)認証も取得した。
ユカルチフトリッキ村ケテン地区でサフラン栽培を行う農業技術者ミネ・ユルマズ氏(22)は、AA通信の取材に対し、父親とともにサフランボルのサフラン栽培をさらに発展させるために努力していると語った。
ユルマズ氏は、今年は約30デカール(約3ヘクタール)の畑でサフランを栽培していると話し、開花状況は非常に良好で収穫量は日々増えており、開花はこれから20~25日間続く予想だと説明した。
ユルマズ氏によれば、サフランは1キロあたり60万トルコリラ(約220万円)で取引される。同氏は、今年は24~25キログラムの収穫を目指していると話し、次のように続けた。
「国内外から非常に多くの観光客もお迎えしています。毎日こちらにいらっしゃって、一緒に収穫作業とその後の脱穀作業を行います。自然と一体となりながらサフラン花の収穫体験も楽しんでいらっしゃいます。お客さまをお迎えできることを大変嬉しく思っています」
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( 翻訳者:原田星来 )
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