シリア:シリア国内でイスラエルが進める軍事プロジェクト
2025年11月07日付 al-Quds al-Arabi 紙


■「ソファ53」:シリア国内におけるイスラエルの軍事プロジェクト

【ダマスカス:本紙】

イスラエル占領軍は昨日(金曜日)、クナイトラ県南部と北部のいくつかの村に侵入し、緩衝地帯の内部へと進出したうえ、そこで臨時の検問所を設置した。同時に、占領下のゴラン高原に隣接するシリア領内にまで延びる軍事プロジェクト「ソファ53」の作業が継続されている。

情勢に通じた複数筋が本紙に伝えたところによると、この動きは、強化道路の開削、盛り土、監視拠点の設置を含む拡張的な路線の一環であり、すでに1974年の部隊分離協定を明確に侵害する段階にまで達している。

イスラエル側の侵入

クナイトラの地元複数筋は本紙に対して、占領軍が金曜日、クネイトラ県のスアーイダ、アジュラフ、ウーファーニヤーの各村に侵入し、ウーファーニヤー—ジュバタ・ハシャブ間の道路上に検問所を設置したうえ、その地域を通過する住民らを妨害したと述べた。

現地活動家のサラーム・ハールーニー氏は本紙に対して、占領軍の活発な動きについて語った。同氏によると、スアーイダ、アジュラフ、ウーファーニヤーの各村への侵入は、前夜の類似の作戦に続くもので、その際には軍用車両7台が夜間にラフィード村に侵入し、古い軍分遣隊の近くに約1時間滞在したという。

同筋によれば、占領軍は夜間、ラフィード村の上空でドローンの編隊を運用したが、その理由は明らかになっていない。

同筋は、日々のイスラエルの動きが、プロジェクト「ソファ」のための掘削作業と並行して行われており、その作業は県の最南端に位置するクドナ村とイッシャ村にまで到達していると明らかにした。

(後略)

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( 翻訳者:永井千尋 )
( 記事ID:61113 )