イスラエル:レバノン政府にヒズブッラーの完全な武装解除要請 失敗すれば攻撃激化も
2025年11月08日付 al-Mudun 紙

「イスラエルは米国に対し、ヒズブッラーが数千人のメンバーを動員したと伝えた」とKANが報道
◼イスラエルがレバノン軍に警告:ヒズブッラーに対する貴軍の作戦は不十分
【n.p.:本紙】
イスラエルは米国に「ヒズブッラーがここ数週間で数百発のミサイルをシリアからレバノンに移送した。これにより北部戦線の緊張は間違いなく悪化する」と伝えた。そしてレバノン軍には、米国を通じて、「ヒズブッラーに対する作戦は不十分だ。レバノン南部における軍事活動を抑制する努力を倍増させるべきである」と求めた。
イスラエル公共放送協会(KAN)が報じた。
KANは、イスラエルが米国に「ヒズブッラーが最近、数千人の新たなメンバーを動員したことで、テルアビブの安全保障上の懸念を高まっている」と伝えたことに言及し、「イスラエルは、米国を通じてレバノン軍に、ヒズブッラーに対して行動を起こさなければ、攻撃を強化し、作戦範囲を拡大する可能性を示唆した」と述べた。
一連のメッセージの観測者たちは政治的に、これら(のメッセージ)を「米・イスラエル両政府による警告のストーリーを確立しようとするものであり、安保理決議1701に基づくヒズブッラーの武装解除の責任をレバノン政府に負わせる交渉の方程式を構築するものであるが、これまでの均衡が変わらなければ、さらなる(軍事行動の)エスカレーションが予想される」と解釈している。この解釈によれば、テルアビブは、北部国境における抑止力強化の必要性と、事態収拾と戦争拡大回避に向けた米国からの圧力との間で板挟みになっている。
この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
( 翻訳者:藤田琉生 )
( 記事ID:61118 )