パレスチナ:入植者らがヨルダン川西岸でパレスチナ人の住宅に火を放つ
2025年11月08日付 al-Quds al-Arabi 紙


■入植者らがヨルダン川西岸でパレスチナ人の住宅に火を放つ

【アナトリア通信:本紙】

イスラエル人入植者らが土曜日、占領下ヨルダン川西岸の中部にあるラマッラー北東のアブー・ファラフ村でパレスチナ人の家屋に放火した。これによって、負傷者は出なかった。

家主のバースィル・ムハンマド・ハマーイル氏は、家族の大半が眠っていたときに入植者らが家に火をつけ、その後すぐに現場から逃走したと語った。

同氏はさらに、村の住民らから得られた情報として、襲撃の瞬間に家の周囲で約20人の入植者が目撃されたことのほか、自身の妻が逃走の際に入植者4人が家の塀を飛び越えるのを目撃したことを明らかにした。

ハマーイル氏によれば、家族は「爆発音」とあたりに立ちこめた「煙のにおい」で目を覚ました。同氏は、別の出入口から家を出ることで命が助かったとし、火の回りの速さに言及した。

また、同村の住民らが民間防衛隊の隊員らとともに、家屋内部の火災の消火にあたったと明らかにした。

同氏は続けて、「神の御心と家のもう一つの入口がなかったなら、ダワーブシャ家の火災の出来事が私たちにも繰り返されていただろう」と語った。

2015年、ナーブルス南方のドゥーマー村で、イスラエル人入植者が可燃性物質をダワーブシャ家の家屋に投げつけ、乳児のアリー・ダワーブシャちゃんと父サアドさん、母リハームさんが殉教し、兄アフマドさんが重度の火傷を負った。

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( 翻訳者:小林友哉 )
( 記事ID:61167 )