スーダン:停戦合意前に「ジェッダ合意」を履行する必要性を強調
2025年11月26日付 al-Quds al-Arabi 紙
◼︎スーダンは、停戦に関するいかなる合意よりに先立って「ジェッダ合意」を履行する必要性を強調
【ポート・スーダン:アナトリア通信】
スーダンのムヒーッディーン・サーリム外相は水曜日、即応支援部隊(RSF)とのいかなる停戦合意に先立って、「ジェッダ合意」の条項を履行する必要性を強調した。
2023年4月に軍と即応支援部隊(RSF)の間で戦争が勃発したのち、両者は同年5月11日にサウジアラビア政府と米国の仲介のもと、サウジアラビアのジェッダ市において停戦合意に達した。この合意には市民保護への取り組みや、RSFの民間施設からの撤退などの条項が含まれていた。しかしRSFはこれを履行しなかった。
北東部ポート・スーダン市での記者会見で、サーリム外相は次のように述べた。「我々の立場は明確である。ジェッダ会議の合意の履行が、いかなる停戦合意にも先立たなければならない。これは真剣さを示すためである」。
さらに、RSFが各都市から撤退し、それらの包囲を解除する必要性も条件として提示した。
外相は次のように述べた。「まず国際社会は、この民兵組織(RSF)を『テロ組織』と呼ぶべきである。次に、傭兵たちを国際法に従って扱うべきである」。
さらに次のように指摘した。「スーダン政府は、昨年10月に(西部)ファーシル市での惨事が起きる前に、人道的見解を提示していた。そして国連安全保障理事会は同市に関する決議を出した。しかし国際社会は何もしなかった」。
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( 翻訳者:田中諒子 )
( 記事ID:61206 )