イラク:シーア派の政党および政治連合が170議席以上を獲得
2025年11月13日付 al-Quds al-Arabi 紙


■新政府に注目集まる…過半数届かず成立困難か

【バグダード:本紙】

2025年の最新の議会選挙では、シーア派の政党および政治連合が新議会で170議席以上を獲得し、首位を占めた。

これは、彼らがサドル派を除くシーア派の政治的代表である「調整枠組み」連合の中で結束を維持し、特に「再建・開発連合」の指導者で、2期目を狙っている首相のムハンマド・シヤーア・スーダーニーと、その構想へのもっとも強硬な反対者である、「法治国家連合」代表のヌーリー・マーリキーとの間にある深い対立を乗り越えることができれば、新政府の組閣への道を拓くチャンスとなる。

議会選挙の「準最終」結果が各政党・政治連合の勢力を示したものの、次期政権における三権の配分は依然として不透明である。なぜなら事態が、シーア派・スンナ派・クルドの各構成勢力間、そして同勢力内部での、交渉と合意形成のラウンドに左右されているためだ。

憲法上は、選挙管理委員会が2025年議会選挙の最終結果を発表し、連邦裁判所がそれを認証したのち、現行の大統領が新議会議員を招集し、最初の議会を開くこととなっている。

その議長は「最年長の新議員」が務め、選挙結果の認証から15日以内に開催される。

(後略)

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( 翻訳者:坂本彩華 )
( 記事ID:61228 )