ボアジチ大学で何が?クラブハウスの移転で警察
2026年02月07日付 Cumhuriyet 紙
6日夜半、ボアジチ大学の学生部室棟は警察部隊の立ち合いのもと空にされた。作戦では機動隊と対暴動放水車がキャンパスを包囲し、学生たちの入場を妨害した。書面での決定は示されなかった。
トルコの大学で行政運営とともに増加する介入に新たな事例が追加された。ボアジチ大学の部室棟は長年にわたり学生が部活に使用してきたが、書面での決定通知がないまま夜中の作戦で空にされた。介入において警察、機動隊と対暴動放水車がキャンパスを包囲し、学生たちのキャンパスへの入場を妨害した一方で、大学関係者は今回の事件を「キャンパスから学生たちを排除する政策」の続行として評価した。
伝えられた情報によれば、ボアジチ大学で部室移転のプロセスが2月3日に始まった。学生課長室が音楽部、美術部、水中スポーツ部、スポーツ委員会を別々に話し合いに呼び出し、口頭で部室を2月6日(金)にヒサルキャンパスへ移転すると伝えた、と報じられた。この情報はすぐに大学全体に広まったという。
■「いずれにせよすべての部は移転する」との言葉に波紋
2月5日にナジ・インジ行政指名学長と話したある学生は、インジ学長が部の略称も知らないまま「いずれにせよすべての部は移転する。何が問題だ」と述べたと話した。移転された後部室はどういった目的で使用されるかとの問いに、「計画は今のところ考えていない」と回答したと述べた。話し合いは「君たちは移転する」と言われて打ち切られたと述べた。
■話し合いで結論出ず、「力ずくで解散させる」と脅しかけ
全クラブ委員会の委員たちと関係する部活の学生たちは学生課長室と再び話し合いを実施した。およそ2時間にわたる話し合いから具体的な結論は出ず、「何十年も使われている部室から離れたくない」と話したと伝えられた。学生たちは話し合いの中で学生課が「あなた方が一か所に集まって活動するなら力ずくで解散させる」と言及したと述べた。
■夜中にキャンパスを包囲した
2月6日夜中2時~2時半頃、南キャンパスと北キャンパスの入口は学生寮にいる学生たちを除いて完全立入禁止にされた。学生証を提示して入場を求める人々を「命令だ」とはねつけ、書面での決定を求められたにもかかわらず文書は一切示されなかったと述べられた。
■警察バスと対暴動放水車がキャンパスに
夜も更けたころにヒサリュストゥへ多数の警察護送バス、暴動鎮圧部隊、アナウンス車両、2台の対暴動放水車が到着した。警察護送バスが南キャンパス内に配備され、アシヤン側校門では多くの警察部隊が配備されたと伝えられた。学生たちはキャンパスへの入場を妨害され、部室は輸送トラックによって空にされ始めた。
■書面での命令はないが、輸送広告はある
学生たちは以前からプロの引っ越し業者による移転支援を求めていたが、夜中に素人の引っ越し業者の広告が出まわっていたと述べた。この広告については引っ越し業者が状況に気づいて学生たちに知らせたことで発覚したと伝えられた。
■ヒサルキャンパスでも入場妨害
ヒサルキャンパスに来た学生たちも実質的に中に入れず、「入場禁止」と言われたが、書面での命令は提示されなかったことが明らかになった。学生たちはキャンパスからの立ち退きを拒否し、トラックの到着をスローガンを掲げて抗議したと伝えられた。
■「キャンパスや部活から離れない」
事態について当紙(Cumhuriyet紙)に語った学生のT.I.K.さんは部室に対する介入は偶然ではないと述べ、「この事態は行政のキャンパスから学生を排除する政策の一端だ。学生の自由な発想を生み、自分を表現する場である部活に対する恐ろしい攻撃に我々は直面している」と述べた。
T.I.K.さんは「我々はこれを攻撃と認識している。意思と力のすべてを尽くして我々の場所を守り続ける。キャンパスや部活から離れない。」と主張した。
G.S.さんは (南キャンパス部室棟の)ハムリンホールの部室の明け渡し要求は長く続いているプロセスの延長であると評価した。
G.S.さんは「この決定には学生たちをキャンパスから追い出す以外に目的がない。夜中に全キャンパスの校門を封鎖し、何十もの護送車両と2台の対暴動放水車が朝までキャンパス周辺に待機していたのはその証拠だ」と述べた。G.S.さんは学生たちの生活空間が標的にされていると強調し、「図書館を含むすべての共同空間が略奪され、行政によって実質的に占拠されている。それでも我々はキャンパスで組織を作って戦いを続けていく。」と述べた。
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( 翻訳者:伊藤梓子 )
( 記事ID:61612 )