世界遺産登録を待つ58の歴史遺産(1)
2026年02月01日付 Iran 紙


 文化遺産・観光・手工芸省歴史遺産登録・精神・自然遺産保存修復局長は、「これまでに、我が国の58件の歴史遺産の登録申請書類がユネスコに受理され、世界遺産登録のための暫定リストに掲載されている」と話した。

【イラン電子版】アリーレザー・イーザディー局長は日曜日、「ユネスコ加盟国は年間一件のみの世界遺産登録申請が認められている。このため、来年はアラムート城砦を、その後数年間でゴルガーンの長城[ゴルガーンの防護壁]やイラン伝統風車群[アースバード]、トゥース歴史地区の世界遺産登録申請を行う」と述べた。

 IRNA[イスラーム共和国通信]によると、イーザディー局長は以下のように加えて述べた。「アラムート城砦の世界遺産登録申請書類はユネスコに送られており、一次審査通過後に必要な回答を提出した。今年のメフル月[西暦2025年9月23日〜10月22日]に、ユネスコの調査員による現地調査が実施された。この遺産は来年の夏には世界遺産リストに登録される見込みだ」

 同氏は続けて、以下のように話した。「鷲の巣という意味のアラムート城砦はイランの歴史的な城砦の一つであり、その大部分は荒廃し一部のみが残存している。アラムート城砦は、ガズヴィーン州アラムート地区ガーゾルハーン村の北東、ガズヴィーン市から約105キロメートルの場所に位置する。城砦は海抜2163メートルの断崖の上にあり、周囲の地勢より200メートル高く、城砦の面積は2万平方メートルである。険しい傾斜と深く危険で近づくことの不可能な絶壁を有するこの断崖は、城砦の難攻不落の構造の一部を構成している」


◆ゴルガーンの長城、イラン伝統風車群、トゥース歴史地区

 文化遺産・観光・手工芸省歴史遺産登録・精神・自然遺産保存修復局長は、ゴルガーンの長城についてこのように述べた。「この長城は、中国の万里の長城のように防衛と安全保障の機能を備えた、ササン朝時代で最も比類なき建築構造物の一つであり、カスピ海から北ホラーサーン州の北部高地までに至る境域に位置している。時を経てこの長城の一部は荒廃し、また一部は地中に埋もれている。世界的に著名な考古学者らによる発掘調査を経て、この遺産の登録申請書類が作成され、ユネスコに送付され受理された。アラムート城砦の世界遺産登録の後、この申請書類も登録のために提出される予定だ」

 イーザディー局長はイラン伝統風車群についても説明し、以下のように述べた。「イラン伝統風車群は世界最古の垂垂直軸型風車で、イラン東部に建設された。信頼できる史料によると、これらのイラン伝統風車の起源はスィースターン地方にある。イラン伝統風車は、かつてはイラン東部の人々の父祖たちの暮らしの永続性と持続性を支える主要な支柱であり、恒久的なアプローチや地元資材の使用、クリーンな風力エネルギーを活用した伝統的イラン建築の明白な例とも見なされる。イラン伝統風車群の特殊かつ独特な特性のゆえに、またその機能的・美的側面を鑑みると、これらの調査は特別な重要性を帯びている。イラン東部、ホラーサーン、スィースターンのイラン伝統風車群は複数の範疇に分類され、それぞれ独自の多様性と広がりを有している」

 同氏は、トゥース歴史地区の登録申請書類が来年のシャフリーヴァル月[西暦2026年8月23日〜9月22日]にユネスコに提出されることに触れつつ、「この都市はイランで最も重要な歴史的都市の一つだ。イランの文化的地理においては、ニーシャーブール、マルヴおよびヘラートという二つの文明軸の境域に位置している。フェルドゥスィー廟に加え、エマーム・ムハンマド・ガザーリーをはじめとするイラン史の中の500人以上の偉大な宗教家や思想家の埋葬地でもある」と加えて述べた。

−(2)に続く−

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( 翻訳者:KT )
( 記事ID:61628 )