トルコは戦争に巻き込まれないよう必死
2026年03月14日付 Medyescope 紙


ルシェン・チャクル氏はトルコを標的としてイランからミサイル3発が発射されたと判断されたものの、トルコ政府は報復行動をせず、戦争に巻き込まれないために意識的な戦略を見せていると述べた。

ルシェン・チャクル氏はトルコを標的としたとみられる3発目のミサイルによってアダナでパニックが起きたと述べた一方で、トルコ政府は3発すべてのミサイル発射においてイラン側に責任があると考えていると主張した。同氏はいくつかの具体的なサインに基づいて評価したと述べ、1発目の後はイラン大使を外務省に召喚したこと、2発目の後は「千年に渡る我々の兄弟関係が傷つけられている」と発表したことや、政権に近いメディアに伝えられた情報資料における明白な主張を列挙した。
チャクル氏は3発目の後の駐イラン大使のアンカラへの召喚、またはイラン外交官に向けた様々な措置といった展開が予想されるものの、全く実現されないと強調した。チャクル氏は「非常に消極的に振舞っている」とトルコ政府の態度を要約し、公式チャンネルで行われた発表でもこの消極性が反映されていたと付け加えた。

■トルコ政府は戦争に巻き込まれないための理由を検討した

チャクル氏は公式声明において注目すべき強調があることを指摘した。トルコへ発射されたミサイルは、イランからの他の国への攻撃とはパターンが異なることを特に強調した点だと述べた。イラク、アラブ首長国連邦、サウジアラビア、バーレーン、オマーン、カタール、レバノンは激しい攻撃を受けている一方で、トルコには3発のミサイルが撃ち込まれたものの、人命や財産の損失はなかった。3発とも防空システムによって無力化されたからだ。
チャクル氏はトルコ政府がこの違いを意図的に強調していると主張して、以下のように評価した。
「率直に言って、(政府は)自制しており、やりたがっていない。そのため『今回のパターンは違う』と述べている。」
チャクル氏によれば、その理由は戦争に巻き込まれないために合理的姿勢に正したからである。チャクル氏はミサイル3発も理由を示してイランに対する姿勢を見せることではトルコに具体的な利益をもたらさないと述べ、「トルコが得るものはあまりないだろう」と語った。
チャクル氏は戦争15日目の時点でどの外交ルートも機能する兆候がないとも強調し、イランが高飛車に発言していることやトランプ大統領の「イランはそろそろ降伏するだろう」と述べた点、またイスラエルの姿勢は最後まで続くだろうと述べ、「トルコ政府の仕事は非常難しいものだ」と評価した。

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( 翻訳者:伊藤梓子 )
( 記事ID:61797 )