米軍がホルムズ海峡近くのイラン沿岸ミサイル施設を攻撃
2026年03月17日付 al-Watan 紙


■貫通爆弾を用いた攻撃で海上安全と航行の自由確保を強調…中東原油は急騰し、国連は食料安全保障への深刻な影響を警告

【ダマスカス:本紙】

米軍は、ホルムズ海峡に近いイラン沿岸のミサイル施設を攻撃したと発表した。使用したのは重量5,000ポンド級の貫通爆弾で、米軍の兵器体系の中でも特に強力な部類に入るという。

米中央軍(CENTCOM)は、Xに掲載した声明で、今回の作戦が堅固に防護された施設を対象に成功裏に実施されたと明らかにした。そのうえで、この攻撃は海上安全保障の強化と、重要な水路における航行の自由の保護を目的とするものだと説明した。

これと並行して、中東産原油価格はかつてない水準まで上昇した。ドバイ原油は1バレル=153.25米ドルを記録し、2008年のブレント原油の歴史的高値を上回った。一方、航空燃料の国際価格も1バレル当たり約175米ドルまで上昇し、航空各社は運賃の引き上げ、もしくは追加料金の徴収を余儀なくされている。

さらに国連や国際機関、とりわけ世界食糧計画(WFP)は、軍事的緊張の激化が食料安全保障に及ぼす影響について警鐘を鳴らした。紛争が長引けば、新たに4,500万人が深刻な飢餓の瀬戸際に追い込まれるおそれがあるとし、とりわけアフリカとアジアの輸入依存国への影響が大きいと指摘した。

また、海上輸送の混乱は、輸送費、エネルギー価格、肥料価格の上昇につながり、世界的な食料危機をいっそう深刻化させると説明した。

ホルムズ海峡は世界で最も重要な石油輸送ルートの一つであり、石油製品のおよそ20%がここを通過している。そのため、同海峡の緊張激化は世界のエネルギー市場に直接的な影響を及ぼすだけでなく、世界経済の脆弱性を高め、食料安全保障上のリスクをさらに強めることになる。

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:国際メディア情報センター )
( 記事ID:61831 )