イスラエルメディアは、米国、パキスタン、トルコ、イランの間で夜間も続いた協議の結果、停戦が成立したと報じた。同メディアによると、レバノンも含め形成されたという印象をなすこの停戦合意は、イスラエルによるレバノンへの攻撃によって危機に押しやられた。
イスラエルメディアは、パキスタンの仲介でイラン・アメリカ間で進められているの停戦協議に関し注目すべき詳細を報じた。報道によると、口頭では両国間でレバノンも停戦協定の対象となることで合意が成立したという。しかし、イスラエルによるレバノンに向けた攻撃により、停戦プロセスは不確実な状況となった。
◾️トランプ大統領は15分後に停戦を発表
協議を知る情報筋によると、米国の特使スティーブ・ウィトコフ氏とジャレッド・クシュナー氏、パキスタン陸軍参謀長アシム・ムニール氏、トルコのハカン・フィダン外相、イランのアッバス・アラグチ外相の間で夜通し接触が続いた、という。
イスラエルの新聞ハアレツに語った情報筋によると、夜通し続いた協議が終了してからわずか15~20分後にアメリカのドナルド・トランプ大統領はソーシャルメディア上で停戦を発表した。
同情報筋によると、これらの協議の基本的な目的は、「この一時的な停戦の枠組み」を明確にし、パキスタンの首都イスラマバードで予定されている新たな交渉の下準備をすることだったと報じられた。
◾️レバノンへの攻撃が危機を引き起こした
パキスタンが仲介した協議に関与した別の情報筋は、イランに向けて米国がレバノンを一時的な停戦に含めることに同意したという印象を与えたと話した。
この情報筋によると、この印象はイランだけでなくパキスタンにもあったという。
パキスタンのシェバーズ・シャリーフ首相が行った発表では、停戦にはレバノンも含まれると述べた。しかし、数時間後にはイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相の事務局はこの発言を否定した。その後、イスラエル軍はレバノンに向けて史上最大規模の攻撃を開始した。
昨日発生したイスラエルによるレバノンへの一斉攻撃による死者数は首都ベイルートでの92人を含め合計254人に上ったと報じられた。
◾️トランプ大統領、ネタニヤフ首相を支持すると発表
攻撃後、アメリカのドナルド・トランプ大統領は米公共放送(PBS)への発言で停戦協定にはレバノンを含んでいないと述べた。トランプ大統領は「ヒズボラが原因で」レバノンが合意から除外されたと述べ、イスラエルの発表を支持した。
ハアレツ紙によると、この発言は、合意の範囲に関して当事者間で深刻な意見の相違があったことを明らかにした。
◾️イランのホルムズ海峡に関する動き
イランメディアは、イスラエルがレバノンで攻撃を続けていることでテヘラン当局が報復措置を検討していると報じた。また、イランがホルムズ海峡を再び航行禁止にしたとも報じられた。
一方で関係筋によると、ホルムズ海峡の通過料の問題は停戦合意には含まれておらず、この問題がイスラマバードで開催される新たな交渉で取り上げられる予定だとされた。
◾️イスラマバードに注目が集まっている
当事者らは土曜日にパキスタンの首都イスラマバードで再び会談するものと予想されている。この重要な会談では、停戦の範囲を明確にし、ホルムズ海峡を巡る経済および安全保障上の問題が議題に取り上げられるものとされている。
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( 翻訳者:山口紗季 )
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