アルメニア議会選挙、パシニャン首相与党勝利
2026年06月08日付 Medyescope 紙


アルメニアで行われた議会選挙で暫定結果によると得票率49.81%でニコル・パシニャン首相率いる市民契約党が勝利した。パシニャン首相は、選挙後にトルコとアゼルバイジャンに対して「平和、国境の開放、外交関係」というメッセージを送った。

アルメニアで行われた議会選挙で、非公式な結果によると、ニコル・パシニャン首相が党首である市民契約党が勝利した。パシニャン首相の党は、票のほぼ半分を獲得し、選挙を明確な差をつけて終えた。

アルメンプレス紙が伝えたデータによると、アルメニア全土で2005議席がある。選挙に147万6916人の有権者が投票した。パシニャン首相率いる政党である市民契約党は、得票数72万7160票、得票率は49.81%に上り、議会において与党の地位を守った。

結果によると、「強いアルメニア同盟」が得票数34万62票、得票率23.29%、「統一アルメニア党」が得票数14万5097票、得票率9.94%、「繁栄アルメニア党」が得票数5万8368票、得票率4%であった。

この状況により、アルメニア議会に4つの党が入る権利を獲得した。市民契約党、強いアルメニア党、統一アルメニア党、繁栄アルメニア党である。

■首相は、トルコとアゼルバイジャンにメッセージを送ったのか?

開票が続く中、選挙の勝利を宣言したパシニャン首相は、トルコ人記者が「トルコとアゼルバイジャンにどんなメッセージを送りたいか」という問いに、次のように答えた。

「アルメニアの人々は、この議会選挙で平和、地域の発展、協力に向けて投票した。トルコとアゼルバイジャンからはこれに肯定的な返答が来るものと望みたい。」

パシニャン首相は、アルメニアとアゼルバイジャン両国間の平和が制度化される必要があるとし、トルコとの関係に関し国境の開放と外交的な接触を呼びかけた。

パシニャン首相は、「アルメニアとアゼルバイジャン両国間で平和を制度化する必要がある。私たちはトルコとの国境を明けなければならない。より正確には、トルコは国境を開けるべきである。さらに外交関係を構築しなければならない。」とした。

また同首相は、アルメニア産の商品の輸出入のためにアフルケレキ・カルス間の鉄道を開通する方向での決定を下したことに感謝し、「トルコとは多くの肯定的な加速を得た。しかし、外交関係を構築し、国境を完全に開放するには、このプロセスを継続する必要である。」と述べた。

■地域のジレンマから抜け出し、結節点に変わるだろう

パシニャン首相は、以前にアルメニアとアゼルバイジャンの和平合意の仮署名を行ったことに触れ、最終合意のサインだけが必要であると述べた。

パシニャン首相は、「この合意にサインしなければならない。地域にとって転換的ま性格をもつトランプ大統領仲介の指針案(TRIPP)も可能な限り早く始めなければならない。これは、地域の封鎖を超えることを意味する。これは極めて重要な展開である。なぜなら、地域のジレンマから抜け出し、結節点に変わるだろうから。」と述べた。

パシニャン首相のこうした発言は、選挙の勝利後、アルメニア政府がトルコとアゼルバイジャンと関係正常化の線で前進する意図を守ることを示している。

◾️EUとの接近は続くのか

パシニャン首相は、記者会見の際にEUとの接近政策を続けると述べたが、この流れがロシアが主導するユーラシア経済連合を離脱することにはならないと強調した。

ロシアのイズベスチア紙の質問を受けた同首相は、「EUとの接近政策は続けるつもりである。ただ同時にユーラシア経済連合への参加・メンバーであることも続けていく。ロシアやユーラシア経済連合への加盟は他の加盟諸国との関係発展に繋がっていく。もちろん、ユーラシア経済連合の枠内で協働を強化する一助となろう」と述べた。

パシニャン首相は、選挙結果後にフランスのマクロン大統領と話し合ったが、これが非公式なものだと述べた。ジョージアのイラクリ・コバヒゼ首相とも非公式の話し合いを行ったと明らかにした。

(後略)

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( 翻訳者:新井慧 )
( 記事ID:62261 )