トルコ労組、地域別最低賃金設定に反発!
2026年07月25日付 Cumhuriyet 紙


トルコ労働組合連盟(Türk-İŞ)は、一部の雇用者による地域別最低賃金要求に反発を表明している。トルコ労働組合連盟は声明の中で「地域別最低賃金を議題としまたは要望することは、労働者、年金受給者及び国にとって悪事である。」と強調し、「全国で格差を生むことにつながり、緊張を高め、そして社会全体の安寧を損ないかねない大変リスクのある提案である。」と述べた。

トルコ労働組合連盟の執行部は、書面にて声明を出し、最近一部の雇用者が地域別で最低賃金の設定を要求していることに触れ、善意に依らず、より儲けたいという欲に起因していると訴えた。

同声明では、「地域別最低賃金は1960年代に導入が試みられたものの、悪い結果を招いた。」との指摘があり、「1974年に全国規模の最低賃金の仕組みに移行した。現在本件が約60年経過して再び持ち出されるのは、労働者にとって何もメリットが無いのは周知のことである。」と述べられた。

◾️「大変リスクのある提案である」

声明では、一部の雇用者が再び地域別最低賃金を導入しようとしていると明らかにした上で、以下のように述べた。

「地域別最低賃金を議題としまたは要望することは、労働者、年金受給者及び国にとって悪事である。議論されるべきなのは、最低賃金が生活費のレベルまで改定されることである。汗を流して暮らしを立てている全ての人が地域別最低賃金計画に反対すべきである。地域別最低賃金は、労働者、年金受給者を筆頭に全国で格差を生むことにつながり、緊張を高め、そして社会全体の安寧を損ないかねない大変リスクのある提案である。」

◾️「一部の雇用者は、現在の額でさえ高いと考えている」

声明では、トルコ労働組合連盟が最低賃金決定委員会の仕組みや委員会で下された決定に不満を持っていることに触れ、以下のように述べた。

「組織として2026年の最低賃金決定委員会に参加できなかった。これに対して、最低賃金が人間の尊厳に見合うレベルにされ、そしてより広範な人々の参加を経た上で設定されるべきという考えと共に我々の反発を表明した。今の最低賃金では生活を送れるレベルにはないと、以前に署名せず、反対の但し書きを付けた委員会の決定でも繰り返し述べた。最低賃金が2万8075リラである今日、労働者はこの額で家族を支えることを強いられている。しかし、欲にとらわれた一部の雇用者は、現在の額でさえ高いと考えている。地域別最低賃金を要求することは、『最低賃金が一部の街に比べ高い。』『雇用者としてもっとお金を稼いで、もっと儲けたい。』と述べることに等しい。」

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( 翻訳者:山口晴夏 )
( 記事ID:62542 )