元イスタンブル市長イマムオールに2年1か月の禁固刑
2026年09月12日付 Milliyet 紙
エクレム・イマムオール氏が、元トゥズラ区長のシャディ・ヤズジュ氏に対する発言をめぐって起訴された裁判で、「侮辱罪」により懲役2年1か月を言い渡された。
逮捕後、職権を停止されているイスタンブル広域市(İBB)のエクレム・イマムオール市長は、元トゥズラ区長シャディ・ヤズジュ氏への侮辱の疑いで再び裁判にかけられ、「公務員に対する侮辱」の罪により懲役2年1月を言い渡された。
アナトリア第16簡易刑事裁判所がマルマラ刑務所の真向かいある法廷で開いた公判には、別の事件で勾留されている被告のエクレム・イマムオール氏と複数の弁護士が出席した。
また、イマムオール氏の妻ディレキ・イマムオール氏、イスタンブル広域市の副市長ヌリ・アスラン氏と弁護士たちも傍聴人として出席した。
イマムオール氏は陳述の中で、続いている自らの別の裁判にも言及し、多数の訴訟や裁判を抱えていると述べた。
裁判官から「今回の裁判に関する陳述を行うように」と注意された後、イマムオール氏は、以前この事件で無罪判決を受けていたものの、イスタンブル地域控訴裁判所はその判決を内容ではなく手続き上の瑕疵から棄却していたと説明した。
また、問題となった自身の発言には侮辱する意図はなかったと主張し、発言はトゥズラ先端バイオ排水処理施設の開設式で、当時起きていた出来事に対する政治的批判や反発を示したものだったと述べた。
イマムオール氏は当時ヤズジュ氏の演説後に会場の雰囲気が緊迫したとし、自身は市民を落ち着かせ、暴動を防ぐために発言したと説明した。そのうえで原告であるヤズジュ氏への犯罪の意図はなかったと主張した。
イマムオール氏の弁護士は被告の無罪を訴えた。一方、ヤズジュ氏の弁護士セルチュク・セネル氏は、裁判を継続する意向を示した。
検察官は意見書の中で、審理および事件記録全体から、侮辱に当たる発言をしたことが認められるとして、イマムオール氏を「公務員に対する侮辱」の罪で、3か月15日以上2年4か月以下の懲役を求刑した。
意見書について発言を求められたイマムオール氏は、
「この意見書は大問題で根拠がなく、意味をなさず、意図的なものだというのが私の考えだ。あなた方が正しい判断を下すための一歩を踏み出すよう願っている」と述べた。
判決を言い渡した裁判所は、イマムオール氏を「公務員に対する侮辱」の罪で懲役2年6か月とした。その後、裁判所が裁量による減刑を適用し、刑期を懲役2年1か月とした。
また裁判所は、トルコ刑法(TCK)53条第5項に基づき、イマムオール氏について一定の権利を行使する資格を失わせることも決定した。
【裁判の経緯】
アナトリア共和国主席検事局が作成した起訴状では、イマムオール氏の「公務員に対する侮辱」の罪で3か月15日以上2年4か月以下の懲役を求めていた。また、侮辱行為が公務員に対して、その公務中に行われたとして、刑罰が年よりも短くならないよう求めていた。
アナトリア第16簡裁刑事裁判所は、簡易裁判の手続きによりイマムオール氏に無罪判決を言い渡していた。
これに対し、被害を訴えたシャディ・ヤズジュ氏の弁護士が判決に異議を申し立てたため、裁判所は公判を開き、改めてイマムオール氏に無罪判決を言い渡した。
裁判記録を審査したイスタンブル地域控訴裁判所第23刑事法廷は、通常の規定に基づき公判を開いた裁判において、被告人の陳述が法律および手続きに則って保護されるべきだったにもかかわらず、その点が考慮されていなかったとして、イマムオール氏に対する無罪判決を棄却した。
破棄判決の内容を踏まえて審理をやり直すため、公判は再びアナトリア第16簡裁刑事裁判所に場所を移した。
この記事の原文はこちら
( 翻訳者:小林佑輔 )
( 記事ID:62797 )