サウジアラビア王妃がトルコを訪問 ロクム110キロをお買い上げ

2008年06月24日付 Yeni Safak 紙
サウジアラビア国王アブドゥッラー・ビン・アブドルアジーズ・アル・サウードの妻であるシャラーン王妃は、今日(6月24日)、イスタンブルを訪れた。エジプトバザールにも足を運んだシャラーン王妃は、クルイェミシュチ(ナッツ・ドライフルーツ売り)から110キロのロクムを購入した。王妃はロクムに総額2500ドル(約26万円)支払ったという。

シャラーン王妃は、私的訪問であるにもかかわらず、大人数で昨日(23日)夜にイスタンブルに到着した。今日(24日)イスタンブルの見学に出かけた。王妃は、13時20分に滞在していたチュラアン・ホテルを出発し、エミニョニュへとまっすぐ向かった。シャラーン王妃の旅行には、王妃の要望を受け2人の女性警護がついた。3台の車で出かけた7人から成る一行には、警察の先導車はつかなかった。王妃が乗車した車は、赤信号で(規則通りに)停車した。シャラーン王妃はイェニ・モスクの広場近くの一角で車から降りた。そして、王妃を撮影しようとする新聞記者たちから顔をカバンで隠した。エジプトバザールへ入ったシャラーン王妃は、クルイェミシュチ(ナッツ・ドライフルーツ売り)から110キロのロクムを購入した。ロクムに総額2500ドル(約26万円)支払ったという。45分の滞在の後、バザールを出た王妃は、このときは顔をスカーフで隠した。

■車のレンタル料
一方シャラーン王妃とそのお供の一行のために貸し出された豪華な車が注目を集めた。王妃のために、インター・リムジン社から、11台のメルセデス・ベンツ・Sクラス、4台のメルセデス・ベンツ・Eシリーズ、3台のBMW・7シリーズ、6台の豪華メルセデス・ベンツ・ヴィト、そしてコンテナボックスを運ぶための5台の輸送トラックを貸し出したことが明らかになった。同社は、英語とアラビア語を話す運転手も手配し、20万ユーロ(約3000万円)近い支払いを受けたという。同社幹部らは、王妃に対し車を10日間貸し出したと述べた。

■昨日(23日)夜にトルコに到着
サウジアラビア国王アブドゥッラー・ビン・アブドルアジーズ・アル・サウードは30人以上の王妃を持つといわれ、そのうちの一人シャラーン王妃がジェッダからイスタンブル・アタテュルク国際空港に来訪した。サウジアラビア航空が所有するジャンボ機ボーイング747機の特別機で昨日夜20時30分に到着した。
シャラーン王妃とお供の総勢80人の一行のため、アタテュルク国際空港のエプロン(格納庫前の舗装広場)では特別な歓迎が催された。

空港での歓迎の催しでは特別警戒措置がとられた、在トルコ・サウジアラビア大使館の代表も出席した。歩くことが困難そうな王妃は、飛行機の前方に取り付けられたエレベーターを使って飛行機から降りた。シャラーン王妃は、飛行機の下で予め待機していた、防護措置を施した最新式の車に乗り、しばしの間エプロンに停めた車中で休息をとった。
この間に、一行の面々も彼らのために手配された26台の車に乗り込んだ。うち5台は防護措置が施されていた。サウジアラビア国王アブドゥッラー・ビン・アブドルアジーズ・アル・サウードの妻とそのお供らを送迎する特別車は、アタテュルク国際空港Aゲートから出発し、彼らが滞在するチュラアン・サラユ・ホテルへ向かった。一方で、一行のメンバーたちの荷物を運ぶため、4台のトラックも飛行機の下につけられたという。

護衛において警備体制は最小限のレベルであったという。シャラーン王妃がチュラアン・ホテルに向かう際、ホテルへの(一般の)出入りは一時閉鎖された。同時に、一般車と歩行者のホテルへの入館への許可も下されなかった。王妃の到着後は、ホテルへの出入りは正常に戻った。シャラーン王妃がイスタンブルで8日間滞在することが明らかになる一方、その予定については明らかにされなかった。

サウジアラビア国王には15人の息子、20人の娘がいる。


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翻訳者:萩原絵理香
記事ID:14141