10人を殺害した罪で、日本人の女に死刑判決

2009年04月25日付 Jam-e Jam 紙

〔訳注:以下の文章は、2009年4月25日付ジャーメ・ジャム紙19面に掲載されていた記事をそのまま訳したものです。同様の記事が他紙にも掲載されていましたが、内容はいずれもほぼ同一でした〕

【イラン学生通信】日本の最高裁は、ヒ素を用いて隣人10名を殺害した罪で、日本人の中年女性に死刑を言い渡した。

 AP通信の報道によると、日本の最高裁はマスミ・ハヤンティ被告(47歳)の上告を棄却、ヒ素を用いて10名を殺害した罪で同被告に死刑を言い渡し、来週にもこの女は処刑されるだろうと発表した。

 日本の最高裁のヒロミ・タカノ報道官は、同国の政府系メディア(複数)との会見の中で、次のように指摘した。「この中年女性は20年間周期的に、パーティーを開いては飲食物にヒ素を混入させる方法で、隣人らに毒を盛り、1980年から2000年までの間に10名の隣人を殺害、63名を重い中毒症状にかからせた」。

 事件を捜査した捜査官らの報告によると、殺害された人のうち2名は子供で、63名が食品に混入されたヒ素粉末を口に入れたことで、重い中毒症状にかかったという。このため、本件を担当した裁判官は、女に死刑を言い渡した。


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翻訳者:斉藤正道
記事ID:16314