ビトゥリス、冬は終わったが、依然雪のなか

2009年06月06日付 Yeni Safak 紙

ビトゥリスから13キロの距離にあるネムルート・カルデラ湖に通じる道路は雪に埋もれていたが、県特別管理局の2台の(除雪)作業車と4人の努力によってようやく開通した。

6月にも関わらず、所々に約7メートル積もった雪の塊は、県特別管理局のブルドーザーによって除雪された。観光シーズンの到来とともに開通するこの道は、今後通行可能となり、カルデラ湖への往来が可能となる。

除雪作業を視察したヌレティン・ユルマズ知事は、「皆さんは、6月にはこの世界的に美しい景観を見ることはできません」と述べた。

ユルマズ知事は、積雪が所々5から7メートルあるネムルートの13キロにわたる道路で、雪と格闘しながら除雪作業を行ったと語り、「夏になると、ここでの作業は本格化します。この道路の点検、修復を行なうために、国道ともども、手続きのための書類の準備を整えている。道路のアスファルト部分は、点検と修復が行なわれる予定である。道路は、本日(6日)から観光客を受け入れ、通行可能な状態となった。さらに、道路が開通したことを横断幕を張って国内外の観光客に知らせる」と話した。

ユルマズ知事は、世界的景勝地であるネムルート・カルデラ湖は絶対に訪れる価値がある場所であることを強調し、「世界で二番目に大きいカルデラ湖であるネムルートの発展のために、知事として大きな支援を行なっている。なぜなら、この場所は、大変価値ある観光地であるからである。トルコ各地からやってくる人びとが、ここを見たいと願っている。ここは、今のところ保護区となっている。必要な許可を取得してから様々な宿泊地をつくり、さらなる観光地となることを目指している」と説明した。

ビトゥリス特別管理局のムラト・アル副所長もまた、雪解けで発生した洪水のため道路の数か所が寸断されていることを明らかにした。

ムラト・アル副所長は、「カルデラ湖は、わが県と郡を訪れようと考える旅行者の目的地の一つである。多くの要望が寄せられ、この道路を通行可能にするための作業を開始した。これ以降、皆さんはここにやってきて、ピクニックをすることもできます」と話した。


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
原文をMHTファイルで見る

同じジャンルの記事を見る


翻訳者:岸田圭司
記事ID:16623