アンカラ・エセンボア空港、「ヨーロッパの最良空港」に選ばれる

2009年06月18日付 Hurriyet 紙
ヨーロッパ国際空港評議会(ACIヨーロッパ)は、乗客数500-1000万規模のカテゴリーの「最もよい空港」としてアンカラ・エセンボア空港を選んだ。

審査では、トルコで国際・国内線のターミナルが初めてひとつの施設に設置された空港として知られており、TAV空港株式会社によって運営されているアンカラのエセンボア空港が、環境への配慮、質、安全性、商業スペース、運営のスムーズさと熟練度の各面で評価された。

イギリスで行なわれた式典では、賞を、TAV空港株式会社取締役会長 M・サニ・シェネルとDHMİ代表取締役オルハン・ビルダルが一緒にもらった。オルハン・ビルダル氏は官庁と私企業の協力関係の最もよい例であるアンカラのエセンボア空港がこの成功を収めたことを受けて喜びを表している。

TAV空港株式会社取締役会長M・サニ・シェネルは、「ヨーロッパ連合への加盟候補国の首都であるアンカラで、3年前に開港したエセンボア空港がヨーロッパで「最もよい空港」に選ばれたことは私たちにとって、トルコ民間空港運営業の達成点という意味で、最高の喜びです。この成功で空港運営業の価値をあげ、そして、空港の仕事を全体として支援してくれている交通省はじめ、DHMİと民間航空産業局に感謝しています」と述べた。

ヨーロッパ国際空港評議会(ACIヨーロッパ)によって行なわれた乗客数規模に基づく4つのカテゴリーでの審査は、500万までの規模ではイタリアのボロンヤ空港、1000-2500万規模においてはスペインのパルマ・デ・マジュルカ空港、2500万以上の規模ではオランダのアムステルダム空港が「最もよい空港」と評価されている。

■トルコのシェンゲン空港

アンカラ・エセンボア空港は2006年10月13日に、首相のレジェプ・タイイプ・エルドアンも参加した式典で開港した。トルコの国内線と国際線が同時に存在する「唯一」の空港としての特色をもつアンカラ・エセンボア空港は、このため、ヨーロッパでの例のように「シェンゲン空港」として呼ばれている。

アンカラの空の交通事情に新しい側面をもたらしたエセンボア空港は、1000万人規模を持つ。世界で最も発展したセキュリティーシステムを導入しているターミナルで、最先端のテクノロジーによって3分で飛行機から荷物がでてくる。ターミナルが特別な建築で、旅行者の行きたい場所には簡単に到着し、空港内のどの場所から全ての場所が楽に見渡せるほどの広さと快適な見晴らしを備えている。

■TAVエセンボア空港ターミナルの特色

ターミナル:182.000㎡
駐車場:110.614㎡
免税店:2400㎡
飲食店:5200㎡
飲食店数:29店舗
駐車場台数:4069台
チェックインカウンター:138台
出国審査ゲート:18
入国審査ゲート:18
ボーディングブリッジ: 18
バスゲート:8
PCAシステム:18 
400Hz電子センサーシステム:18
エレベーター:33基
エスカレーター:38台
荷物台:9台
X線:52台
金属製防火扉:52
火災探査機:4938
火災警報器:435


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翻訳者:近岡由紀
記事ID:16729