樹齢270年の盆栽、カッパドキアに

2010年06月04日付 Radikal 紙

日本国外における最も樹齢の高い盆栽が、カッパドキアで気球ツアーを企画しているある会社にオークションで落札され、カッパドキアに持ち込まれた。

以前に仕事で日本を訪れたことがあり、カッパドキアでアナトリアンバルーンズという気球ツアーを企画しているウルエル・グループの観光飛行会社社長、マフムト・ウルエルは、日本のテレビと新聞で見た樹齢270年の盆栽にいたく興味をそそられたと語る。ウルエルは、その後日本で行われたオークションに参加し、この盆栽を落札した。

日本から特別な装備を施されたコンテナでカッパドキアに運ばれたこの盆栽は、職人たちの手によって、ネヴシェヒル市ギョレメ町にある、アナトリアンバルーンズのオフィスの庭に植樹された。

ウルエル・グループの観光飛行会社、アナトリアンバルーンズのオーナーであるハリル・ウルエルは、マフムト・ウルエル社長が樹齢270年の盆栽をオークションで落札したのは、カッパドキアを訪れる観光客の大半が日本人であるためだとし、この盆栽はこの地区を訪れる日本人の関心を大いに集めていると語った。

この盆栽を落札し、カッパドキアに運ぶ前に、必要となる気候や自然の条件などを調査し、盆栽がカッパドキアの気候でも適応できることを学んだと述べたマフムト・ウルエル社長は、盆栽を庭に植樹した後、日本国外にある盆栽のうち最も樹齢の高いものがカッパドキアに存在することを知った日本人観光客がこの地を訪れて、木の前で記念写真を撮っていくと話した。

ネヴシェヒル知事であるオスマン・アイドゥンと県警察署長のオメル・グルルカンもこの盆栽を鑑賞した。


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翻訳者:沓澤実紗子
記事ID:19331