アフマディーネジャード大統領「我々は力強く制裁を乗り越える」

2012年07月04日付 Jam-e Jam 紙
220名の国会議員、声明を発表し、ヨーロッパによる新たな対イラン制裁を非難

 大統領は「今日、敵は制裁という武器によって、イラン・イスラーム共和国を弱い立場に置こうとしている」と指摘した上で、「様々な圧力に対して抵抗し、この局面を誇り高く乗り越えなければならない。そして力強く制裁を乗り越えることで、敵の敵意に満ちた政策に〔毅然たる態度で〕応じることが必要だ」と述べた。

 政府の広報サイトが伝えたところによると、マフムード・アフマディーネジャード大統領は、人類世界の救世主・約束されしマフディー閣下の生誕日〔※〕を目前に控えた昨日、〔‥‥〕次のように述べた。「我が国に対して行使された制裁は、これまで一国に対して科されたことのある制裁としては、最も重く、最も厳しい制裁である。言うまでもなく、これらの制裁によってイランを弱い立場に置くことができるという敵の思惑は誤りであり、まったくもって物質的な発想から生まれたものに過ぎない」。

※訳注:マフディーとは、終末の直前に世界に現れる救世主のことで、シーア派イスラーム(十二イマーム派)では、お隠れ状態にある第12代イマームが救世主として降臨すると考えられている。なお、この演説の2日後の7月5日にあたるイスラーム太陰暦シャアバーン月15日は、この第12代イマームの生誕日だと信じられている。

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 大統領は「イラン・イスラーム革命はイスラーム初期以降の歴史で、最も重大な出来事である」と指摘した上で、「この革命は歴代の預言者たちの使命を受け継ぐものであり、それを完成させるための序曲なのである。まさにそれだからこそ、この革命が世界のあらゆる抑圧者たちと対峙し、不信心戦線と衝突することになるのも、当然のことなのである」と語った。

 アフマディーネジャード氏はさらに、「抑圧者戦線との衝突を抜きにして、イスラーム革命に意味はない」と指摘した上で、「もし我々が〔イスラーム革命の〕原理・原則を忠実に守るならば、今日アメリカをその象徴とする抑圧者たちと常に闘うことになるのだ」と明言した。


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国会議員たちの声明

 また昨日、220名の国会議員が署名する声明が発表され、議員らはその中で、欧州連合による我が国に対する石油禁輸措置を非難するとともに、この制裁で敗北するのは西洋諸国だと指摘した。

 議員らの声明には、「欧州連合によるこうした決定は、偉大なるイラン国民に対する敵意とみなされ、イラン人民の歴史的記憶のなかに永遠に残り続けるだろう」と述べられている。

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 イラン外務省報道官もまた、昨日の記者会見で、ペルシア湾の安全とエネルギー交通の維持のために全力を捧げると強調した上で、「エネルギー供給に混乱をもたらし、エネルギー市場のバランスを乱そうとする欧米の行為は、石油タンカーのペルシア湾の往来を脅かすものとなるだろう」と指摘した。

 こうしたなか、ファールス通信がロイター通信の報道として伝えたところによると、ホルモズ海峡の封鎖に関する法案の草稿が国会議員たちによって用意されていることが伝えられるや、石油の世界価格も上昇に転じたという。

 月曜日、一部の議員が明らかにしたところでは、この法案は100名の議員が署名する形で第2種緊急法案として用意されているという。しかしこの法案は昨日の段階で、いまだ国会公開本会議には上程されていない。

 国家安全保障委員会のエスマーイール・コウサリー委員は昨日、この法案の今後の行方について答えるなかで、「我々のタンカーがホルモズ海峡を通行できる限り、他の国の船舶の航行に制約はないだろう」と述べた。一部の議員らはまた、こうした法案は緊張を高める効果をもつとの見方を示した上で、この法案に対してはより専門的な検討が必要だと強調している。

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翻訳者:3411001
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