ゴム神学校講師協会会員「米国のスマイルに騙されるな」

2013年02月26日付 Mardomsalari 紙
 ゴム神学校講師協会の会員は、「我が国民はヴェラーヤテ・ファギーフ(イスラーム法学者の統治)に従っているお陰で、話し合いに関するアメリカの演技に満ちたウソのジェスチャーに騙されるようなことはないだろう」と強調した。

 ホッジャトルエスラーム・ヴァルモスレミーン〔※アーヤトッラーよりもワンランク下の宗教指導者に対する尊称〕のマフムード・アブドッラーヒー師は、神学校ニュースとのインタビューの中で「憲法の明確な条文によれば、外交政策や対米交渉問題といった国のマクロな事柄についての意思決定は、最高指導者によってなされることになっている」と述べた。

 専門家会議の議員である同氏は、「この問題について最高指導者が示された基本方針には、十分な注意が払われねばならないということに、疑問の余地はない」と述べた。

 同師は「我々は他国との関係においては、名誉を重んずるという原則に留意しなければならない」と強調し、さらに次のように語った。「イスラーム体制の外交政策の特色の一つに、反抑圧主義と自らの力の誇示がある。神的価値に基づかぬ国々に対して、受動的で弱腰の対応を取ることは、イスラーム体制には許されていないのである」。

 同師はその上で、「最高指導者がしばしば仰っているように、外交政策においては関係当局は〔自国の〕名誉と知恵、国益に留意して、他国との協調的関係の確立に取り組む必要があるのであり、敵の微笑みや偽りのジェスチャーに決して騙されてはならないのである」と強調した。


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翻訳者:3411015
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