ザリーフ外相、ケリー米国務長官と会談

2014年02月03日付 Mardomsalari 紙

【政治部】外務省は「イランのモハンマド・ジャヴァード・ザリーフ外務大臣とアメリカのジョン・ケリー国務長官がミュンヘン安全保障会議の傍らで会談し、核問題ならびに次回のイランと5+1の会議について話し合った」と発表した。

 第50回ミュンヘン安全保障会議は現地時間金曜日午後、イラン外相や米国務長官、ロシア外相らをはじめとする、各国の首脳や外務・安全保障関係者ら(首脳が20名、外相や国防相が50名)が出席する中、ミュンヘン市内のホテル「バエリッシャー・ホーフ」にて、ドイツのヨアヒム・ガウク大統領の演説と共に開幕した。

 外交関係では、この種の会議の際、出席した各国の閣僚や高官らは互いに会談を行う。そして今回の会議の傍らで行われた会談の一つに、イラン外相と米国務長官の会談があった。

 この会談は多くの通信社のメインニュースを飾ったが、残念なことに、一部のメディアはこの会談に悪意をもった視線を投げかけた。このため、イラン外務省は反応を示し、「この会談の内容をめぐる報道合戦はどれも不正確であり、認められない」とする声明が、外務省メディア外交局から発表された。

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 他方ザリーフ外相は、ケリー米国務長官との会談では次回のウィーンでの〔核〕協議をどのようにスタート、継続させ、結論へと持って行くのかについて話し合ったと強調した。

 イラン学生通信が伝えたところによると、ザリーフ外相はミュンヘン会議が行われている傍らで、イラン国営放送報道センターに対し、「ミュンヘン安全保障会議の傍らで行われた米国務長官との会談では、イランと5+1の次回協議について、イラン国民の権利を守りつつ、話し合いを行った」と述べた。

 この報道によると、この会談は米国務長官の求めにより、ザリーフ外相の宿泊場所にて行われたという。

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翻訳者:白糸台国際問題研究所
記事ID:32824