ハーメネイー最高指導者「核交渉が不調に終わったときに害を被るのはアメリカ」(2)

2014年11月29日付 Jam-e Jam 紙
イラン国民のほとんどはバスィージ的

 同師は、以上のような視点から「バスィージ的であること」の正確な定義が可能となると強調した上で、「責任感と洞察力を持って活動する者はすべて、その活動領域にかかわらず、バスィージ的である。それゆえ、イラン国民のほとんどはバスィージ的であると言える」と述べた。

 イスラーム革命最高指導者はさらに、「もちろん、この偉大なる輪の根幹部分には、〔革命防衛隊傘下の民兵組織である〕バスィージ抵抗部隊が存在する〔‥‥〕」と指摘した。

 同師は、バスィージの活動領域に限界はなく、それが尽きることはないとした上で、「国防、建設、政治、経済、芸術、科学技術、宗教組織、実のところすべての領域が、バスィージの参加する場なのである」と付け加えた。

 同師は、これらすべての領域に傑出した手本となる人が存在すると強調した上で、

科学技術の領域でこうした手本となる人たちは、バスィージ的に活動している。例えば、敵が卑劣にもイラン国民に対してすべての扉を閉め、病人たちが放射性医薬品を手に入れるのを阻もうとしていたとき、殉教者シャフリヤーリーとその仲間たちはバスィージ的な努力によって、濃縮度20%のウランと燃料板を製造することに成功したのである。

 と指摘した。

 アーヤトッラー・ハーメネイー閣下は〔‥‥〕さらに、「イマーム〔・ホメイニー〕がその礎を築いたこのバスィージ的思考は、今や海外に輸出されている。それは春花から伝わる芳香のようなものであり、それを止めることは誰にもできないのである」と付け加えた。

 同師はさらに、「魂を高め、精神を活気づかせるバスィージ的思考の微風は、今やイラク、シリア、レバノン、そしてガザで感じることができるようになった。神の恩寵により、そう遠くない将来、アクサー・モスクの解放のためにエルサレムでもこうした微風を感じることができるようになるだろう」と指摘、「こうした現実があるかぎり、バスィージ的思考の恵みにより、イラン・イスラーム共和国が敗北することはない」と述べた。

つづく




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翻訳者:カイホロゴス・エンプロス・トンテオン
記事ID:36164