イランと5+1による共同プレス声明(1)

2015年04月02日付 Hamshahri 紙
【ハムシャフリー・オンライン】モハンマド・ジャヴァード・ザリーフ外相とフェデリカ・モゲリーニ欧州連合外務・安全保障政策上級代表は記者会見で、共同プレス声明を英語とペルシア語で発表した。

 〔会見でザリーフ外相がペルシア語で述べた〕フェデリカ・モゲリーニ代表とモハンマド・ジャヴァード・ザリーフ外相の声明は以下の通り。

われわれ、イラン・イスラーム共和国の外務大臣と欧州連合の上級代表は、ヨーロッパ3ヵ国および別の3ヵ国(中国、フランス、ドイツ、ロシア連邦、アメリカ、イギリス、および合衆国〔※ママ〕)の外務大臣とともに、1394年ファルヴァルディーン月6日から13日〔3月26日から4月2日〕にかけて、スイスで会合を行った。

1392年アーザル月〔2013年11月〕に合意したように、イランの核計画が純粋に平和目的であることを保証し、制裁全体を完璧に解除させる包括的な解決を得るための方法を見出すべく、われわれはここに集まった。

今日、われわれは一つの決定的なステップを踏んだ。われわれは共同行動包括計画(BARJAM)〔※the Joint Comprehensive Plan of Action (JCPOA)〕の重要な指針となるものに関して、解決策を得た。これは〔交渉に参加した〕全員の政治的決意、善意、そして真剣な努力によるものである。疲れを知らぬ努力に邁進したすべての代表団に対し、感謝の意を表したい。

共同行動包括計画の最終文書に向けて、〔今回〕合意された基礎部分を可能としたわれわれの今日の決意は、きわめて重要である。今やわれわれは、最終合意文書および同添付文書の作成を、ここ数日の間に得られた解決策を活用することで、改めて開始することが可能となっている。

イランは自らの平和的核計画を追求する一方で、イランの〔ウランの〕濃縮レベルおよびその能力、ならびに〔濃縮ウランの〕保有量は、一定期間制限される。そして、ナタンズがイランによる〔ウラン〕濃縮の唯一の施設となる。遠心分離器で行われるイランにおける濃縮の研究および開発は、合意された工程表とレベルに基づいて、実行される。

フォルドゥーは濃縮施設から核物理学・技術センターに転換される。この施設では、合意のあった研究・開発分野での国際的協力が進められることになる。フォルドゥーでは〔核〕分裂物質は扱われない。

つづく


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翻訳者:M
記事ID:37240