国会議員「核交渉の中断を狙う第三種緊急法案は国益に反する」

2015年05月14日付 Mardomsalari 紙
 シューシュタル選出の国会議員は「アメリカが謝罪するまでの交渉の中断」を求める第三種緊急法案は国益に反すると強調した上で、「この議会提出法案は交渉団を弱体化させるものであり、外国メディアによる悪用〔の可能性〕を含んでいる」と述べた。

 モハンマド・サーダート・エブラーヒーミー議員はイラン国営通信とのインタビューの中で、〔先日〕国会運営委員会に提出された「アメリカが謝罪するまでの交渉の中断」を求める第三種緊急法案について、次のように述べた。

ヴェラーヤト(国家、最高指導者による統治・監督体制)を熱烈に支持し、自らを全員の代弁者であるかのように考えている者たちのなかには、実際のところ、前のめりになって最高指導者の先を行ってしまっている者たちがいる。彼らの行動ややり方は、体制や人民が実際に必要としているものに基づくものではない。

 同師はさらに、次のように付け加えた。

アメリカの議会が〔イランと5+1の交渉を阻害するような〕法案の可決に向けて行動していることは事実だ。しかしだからといって、我が国の国会が同じようなことをしてもよいという理由にはならない。

 シューシュタル選出の国会議員はその上で、「こうした法案を可決すれば、われわれは交渉団の仕事をサボタージュし、彼らを弱体化させることになる。われわれは彼らに余計な問題を生じさせるべきではない」と指摘した。


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翻訳者:42173
記事ID:37522