一日800トンの酸性ガスがフーゼスターンの空に

2017年02月15日付 Jam-e Jam 紙

 フーゼスターン州のゴラームレザー・シャリーアティー知事は、「1日当たり800トンの酸性ガスが石油産業の活動によってフーゼスターンの空に放出されているが、AMAK計画が実現すれば、ガスは回収されるようになる」と述べた。

 フーゼスターン州発、本紙特派員の報告によれば、シャリーアティー知事はこの問題の説明中に以下のように補足した。「フーゼスターン州において石油とともにガス採集を行うことになるAMAK計画は、改革派政権[訳注:ハータミー政権]において始められており、そのサワーガス[酸性の成分を多量に含む天然ガス、脱硫により天然ガスとして利用可能]部門は2008年に商用可能な水準に到達したが、酸性ガス部門は事業主と請負業者間の対立により、事実上中断した。」

 シャリーアティー知事は、AMAK計画を実行するために石油会社を介して州が1000万ドルを引き受けていることに言及しつつ、次のように続けた。「酸性ガスは、その量が他のガスより少ないといえど、その回収は高い重要性を有している。現政権においても、州はAMAK計画の実現と実行のために繰り返し追跡調査を行っている。フランスの複数の企業も計画遂推のため駐在しており、ここ最近6か月の業務は順調に進んでいる。」

 「現在、一日当たり800トンの酸性ガスが空気中へ放出されており、大気を汚染している。しかしながら、AMAK計画実行後には、このガスは原料に変わりラーズィー石油化学社へ引き渡させる」と、彼は明言した。

 フーゼスターン州知事は、[州都にある]アフヴァーズ・シャヒード・チャムラーン大学の煙霧(スモッグ)地域調査センターに集中予算配分がないことに触れ、「もちろん、この分野の調査を遂行するために、いくつかのセンターに許可を与えている」と述べた。


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翻訳者:MK
記事ID:42196