イラン・中国間での金融取引が再開される

2018年12月08日付 Hamshahri 紙

ハムシャフリーオンライン紙によると、イラン系銀行が、イランと中国の間での金融取引が制限されたことを受けて二国間での送金と金融取引を仲介し、取引を再開した。

メフル紙の報道では、崑崙銀行[註:中国・イラン間の取引における主要決済期間]が問題を提示した[註:イランと中国の金融取引の決済を停止した]後、先週イラン・中国商工会議所会頭アサドッラー=アスゴラーヴェラーディー氏が二国間での新たな金融経路の設立を発表した。

彼はイラン商工鉱農商工会議所広報サイトにおけるインタビューの中で、次のように述べていた。「中国へのイラン石油販売停止を理由に崑崙銀行はイランとの金融取引を停止していた。」

しかし現在、取引再開が報じられている。これに基づき、イラン暦アーザル月11日[西暦12月2日]から二国間の経済活動を再開することが決まり、イランと中国の財界関係者たちが述べている通り、たとえ注意深く躊躇いながら進んだとしても、いずれにせよ袋小路からは抜け出している。

この中で、中国専門のイラン系銀行の導入に関する一部の報道によると、上記の決定に基づいて、財界関係者たちはこのイラン系銀行に口座を開設することで業務を進めることができるようになる。一方で、これは他の銀行によっても実施可能であるが、イラン側に、より多額の費用が掛かる可能性がある。

商工会議所のある理事で匿名希望のこの分野の情報筋は、メフル紙に語った。「二国間の金融取引が再開され、もちろんアメリカによる経済制裁の実行による中国の各銀行を支配する厳しい規制やマネーロンダリングの規制のために、諸手続きは厳密に調査され、この作業は非常に時間が掛かるであろうが、中断することはない。」

彼は付け加えた。「中国のイラン石油購入禁止の免除に鑑みて、少なくとも三カ月は崑崙銀行とその他の中国銀行もイランとの金融取引に関してやや平穏に対応している。しかし、どのようであれ、この問題に関して、イランの金融取引に関するアメリカの支出にスポットライトが当てられ、各銀行に厳しい罰金が科さられたために、これは以前の経済制裁よりもかなり慎重になっている。


この記事の原文はこちら

同じジャンルの記事を見る


翻訳者:S.A.
記事ID:46136