コラム:トルコの外交政策が経済危機脱却の足かせとなっている(2)

2019年09月04日付 al-Hayat 紙
■トルコの経済危機の背後にあるエルドアン大統領の政策

【アンカラ:本紙】

アメリカの制裁はトルコの経済的損失の最大の要因であったが、ヨーロッパの制裁も発動されていた。EUが「包括的航空協定」を一時停止したことで、トルコは年約50億ユーロの利益に加えて加えて少なくとも4万8000人の雇用を失った。

トルコは未だにアメリカの制裁を克服しておらず、苦しんでいる。それに加え、追加制裁が予期されている。いわゆる「対敵対者制裁措置」法に則ったもので、イランと北朝鮮の経済を破壊したアメリカはその矛先をトルコに向けているのだ。

トルコには経済の抜本的な変革が必要である。そして、トルコは実際に多くのワークショップや改革を行った。しかし、外交政策がその足枷となっている。トルコの政策に対する国際社会の立場やトルコ経済に課せられた制裁は、これらの改革全ての前に障害物のように置かれているのだ。


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翻訳者:伊藤隆
記事ID:47823