肉用鶏農家協同組合連合会会長「養鶏農家はジャハーンギーリー副大統領に緊急会議をすでに要請」

2020年04月21日付 Jam-e Jam 紙

肉用鶏農家協同組合連合会会長は「我々養鶏農家は42日に一度屠殺しなくてはならない。屠畜場が順番を回してこなかったり、飼料が手に入らなかったりする場合に、この複雑な問題が起こる。」と述べた。


 バフマン・モハンマドヤーリー肉用鶏農家協同組合連合会会長は、本紙の取材に対し、「養鶏農家が鶏の価格を上げたいのはそのためなのか」という質問に答えて、(養鶏農家が)若鶏を買わないのは鶏の価格が下落したためであるが、これは連鎖的な問題と言わねばならない。肉用鶏農家は若鶏を買って鶏肉に加工しなければならない。このためには、肉用鶏農家は餌・栄養補助剤・薬としての飼料を持っていなければならず、それらは食用肉に加工する上で必需品であるため、提供されなければならない、と語った。

 同氏は次のように続けた。「いかなる経済活動も経済的側面からの説明付けがなされうるものであり、経費がかかるものである。私たち養鶏農家はノールーズ[春分の日、イランの新年]の需要を予測し、通常よりも多く生産していたが、新型コロナウイルス感染症の蔓延により需要の急激な落ち込みと価格の急速な下落に直面した。」

 また、「だからと言って、我々が1日齢の若鶏の生産者らに彼らの若鶏を処分させたわけではない。すべての飼料が政府価格で輸入されているのだから、生産を続けていくために飼料が入手できるようにしてほしい、と全生産者が望んでいる。私たちは現在、値下げして販売している」と強調した。

 モハンマドヤーリー会長は「現在の抑えた価格でも多くの人々にとって負担となっている以上、生産を減らすよりも経費を削減しようとするほうが良いと考えないのか」という質問に、次のように答えた。「市場調整本部の価格は調理済みの鶏肉が12500トマーン、生の鶏肉が8500トマーンである。しかし私たちは現在6500トマーンで提供している。生産者が損害を受けた場合、もはや生産への意欲はなくなってしまうのだ。」

 続けて、「養鶏農家は42日に一度屠殺しなくてはならず、屠畜場が順番を回してこない時や、需要がない時に、このような問題が起こる、と述べた。もちろん農業ジハード省畜産支援公社は余剰生産物の一部を買い上げたが、私たちは更なる問題に直面した。残念なことに、農業ジハード省自体が推奨していた市場そのものに、トウモロコシと大豆が出回っていないのだ。」と語った。

 さらに同氏は指摘した。「私たち生産者は、1日齢の若鶏を、市場調整本部の値段が2500トマーンであったにもかかわらず、ノールーズ前は5000トマーンで買っていた。現在は双方ともに損害が出ている。」

 モハンマドヤーリー会長は続けて、「私たちはこの問題についてジャハーンギーリー第一副大統領に緊急会議を開くよう申し入れた。トウモロコシと大豆の輸入業者でさえも価格安定に深刻な問題を抱えており、政府が介入して市場を安定させるべきだ。」と語った。

 モハンマドヤーリー会長は「ラマダン月に向け、鶏の市場価格についてどのような計画があるか」という質問に対し、私たちは市場調整本部の価格より安く売って数カ月になるので、市場調整価格が安定することを常に望んでいる、と答えた。


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翻訳者:KY
記事ID:48968