チュニジア:チュニジアに対し陰謀を企てているのは誰か(1)

2020年07月22日付 al-Quds al-Arabi 紙

■チュニジアに対して陰謀を企てているのは誰だ?

【ロンドン:本紙】
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チュニジアのカイス・サイード大統領は昨日水曜日、「外国と共に陰謀を企てる者は法の裁きを受ける」と威迫した。この「陰謀者ら」に対する非難は、同氏がチュニジア軍の特別軍部隊司令部と首都チュニスの内務省を訪問した際になされたものである。同氏はまた、国家を侵犯するいかなる者、あるいは法に反するような思想の者に対しては軍隊が力によって立ち向かうとの考えを示し、チュニジア軍は「勝利か殉死以外は甘受しない」と述べた。

サイード大統領の演説は鋭く、厳格なものであった。そのなかで恐らく最も注目すべきは、「企てられている陰謀」や「国に入り込もうとしている無秩序」に関し大統領が明確な言及を行ったという事実である。さらに大統領は演説の中で、国に違背したり、法を犯すことを企図する可能性のある者に対しては軍事・治安(組織)の力を駆使することを示唆した上で、犠牲や勝利、殉死者などといった軍事的表現を用いてこれらを威迫した。

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翻訳者:堀嘉隆
記事ID:49575