東京五輪:チュニジア水泳選手、アラブ人最初の金メダル

2021年07月25日付 al-Quds al-Arabi 紙

■チュニジア水泳代表の若手アフマド・ハフナーウィー選手が東京オリンピックでアラブ人最初の金メダルを獲得

【東京:本紙】

東京オリンピック水泳競技のメダルをかけた試合の初日、チュニジアのアフマド・ハフナーウィー選手が予期せぬ大きな驚きをもたらした。同選手は400m自由形で金メダルを獲得した。一方日曜日にはアメリカのチェース・ケイリシュ選手が男子個人400mメドレーで同じく金メダルを獲得した。

18歳の水泳チュニジア代表アフマド・ハフナーウィー選手は決勝進出者のなかで最も遅く、プール端のレーンでレースを開始したが、終盤数メートルで巻き返してオーストラリアのジャック・マクラフリン選手を破り、3分43秒36を記録し金メダルを獲得した。また銅メダルを獲得したのはアメリカのキエラン・スミス選手であった。

ハフナーウィー選手、新たなミルーリ選手となるか?

共和国記念日に、チュニジアのハフナーウィー選手は同国人のウサーマ・ミルーリ選手に続き東京オリンピックで最初の金メダルをチュニジアに授けた。

ハフナーウィー選手はフランスでの選手権において400メートル自由形と800メートル自由形で優勝した後、彼独自の道を描いた。東京では3分43秒36を記録し、今季3番目のタイムを記録した。この記録はオーストラリア代表のジャック・マクラフリン選手より 0.16秒、若手のアメリカ代表キエラン・スミス選手より0.58秒速いタイムである。

ハフナウィー選手の名前は、数々の試合での栄光で知られるミルーリ選手(37歳)の名前と頻繁に結び付けられた。ミルーリ選手は、2008年北京オリンピックの水泳1500メートルと2012年ロンドンオリンピックの水泳マラソン10キロで優勝し栄光を授かった。ミルーリ選手はまた、400mと800mの水泳自由形において世界チャンピオンの一人であった。


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翻訳者:吉光奈々子
記事ID:51395