バーレーン:国交正常化使節団がエルサレムを訪問、住民から抗議の嵐

2021年10月07日付 al-Quds al-Arabi 紙

■バハレーンの国交正常化使節団がエルサレムに...ツイッターでは「新たな入植者どもは歓迎しない」の声

【エルサレム:本紙】

国交正常化へ反対する数々のスローガンが掲げられ、バーレーン国境正常化使節団を「新たな入植者」呼ばわりするなか、バーレーン人数百人が今日水曜日(7日)、様々なSNS上で蜂起し、使節団のエルサレム訪問に反対した。

エルサレム住民のカメラは、バーレーンの使節団がイスラエル治安部隊の隊員らの同行のもと、聖地の市街を散策する様子を捉えた。とはいえ、同使節団の訪問は、地元住民による激しい非難、およびSNS上での広範な拒絶をもって受け入れられていた。

また拡散されている動画は、バーレーン人の男女複数が、同行するイスラエル人らと冗談を言い合う姿や、イスラエル人に記念写真を撮るよう頼む様子を映し出した。さらに、イスラエル人らが自身のアラビア語での会話能力について、彼らに質問をする一幕もあった。

ツイートを投稿した人たちは、占領国とマナーマの国交正常化の合意と、相互の訪問がもたらした結果を改めて完全拒否した。彼らは訪問使節団がこれらの合意を追認するかたちでイスラエルへの忠誠を証明するために来たのだ、と強調し、彼らをアラブ人の同胞に含めることを拒否した。

使節団はブラーク広場やエルサレム旧市街の路地を含むエルサレム市内の複数の地域を訪れた。だが、国交正常化を拒否するシュプレヒコールを行う同地の住民や彼らを「イスラエルの支援者」呼ばわりする人々が彼らに対峙しした。

同様に『アラビア語で読むイスラエル』紙は、「ツイッター」上での投稿を通じて、この訪問を祝福した。投稿には、「宗教は神のために、祖国は皆のために」と述べ、ユダヤ教徒の礼拝をおこなうバーレーンの使節団の1人を登場している。

(後略)






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翻訳者:吉岡珠実・檜山彩名
記事ID:51513