イラン革命防衛隊、人工衛星「ヌール2号」軌道投入に成功

2022年03月08日付 Hamshahri 紙

“本日火曜日(3月8日)午前、人工衛星「ヌール2号」の高度500キロメートルの軌道投入に成功した”

【ハムシャフリー電子版】イラン革命防衛隊が運営するニュースサイト「セパーフ・ニュース」によると、革命防衛隊航空宇宙軍は※シャアバーニーエの祝日に合わせて、人工衛星「ヌール[ペルシア語で光の意味]2号」を高度500キロメートルの軌道に投入した。打ち上げには3段式ガーセド・ロケットが使用され、[イラン北部の]シャーフルード砂漠から発射された。

 同報道によれば人工衛星「ヌール2号」の目的は測量と調査だ。秒速7.6キロメートルで打ち上げられ、打ち上げから480秒後に高度500キロメートルの軌道に投入された。

 なお、革命防衛隊の最初の計画は21カ月前のイラン暦1399年[西暦2020年]に人工衛星「ヌール1号」の打ち上げにより始まった。耐用年数は1年との予想に反し、「ヌール1号」は現在でも稼働し、データを発信している。

 この計画および戦略的成果に関する追加情報と詳細については、追って公開される。

[訳注:シャアバーニーエの祝日はイスラーム太陰暦シャアバーン月にあるイスラーム教の祝日の総称。イスラーム太陰暦シャアバーン月には第3代イマーム・フサインやその異母兄弟アッバース、第4代イマーム・アリー・ザイヌルアービディーン(イマーム・サッジャード)、第12代イマーム・ムハンマド・ムンタザル(イマーム・ザマーン)といった十二マーム派にとって重要な人物の生誕日があり、それらは総じてシャアバーニーエの祝日と呼ばれる]


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翻訳者:KMMK
記事ID:52858