一部のタクシー料金の驚くべき値上げの訳 新型コロナ感染者減少に伴い後部座席2人乗り規制は撤廃か

2022年05月07日付 Hamshahri 紙

“テヘラン市タクシー[運営管理]機構管理・地域業務担当副理事長は、一部の路線でタクシー料金を25%以上値上げしたことについてテヘラン市民から寄せられたクレームに対し、「我々は、市議会から最大35%までの値上げの許可を得ている」と主張した。”

【ハムシャフリー電子版】ヴァヒード・サルラック副理事長は、タクシー料金の値上げの理由と一部の乗客からのクレームについて、以下のように述べた。「市議会の決定に基づき、タクシー機構は平均して25%、最大35%まで料金を値上げすることができる。つまりある路線では10%、場所によっては35%の値上げが可能なのであり、それが実行されているだけなのだ。」

 同氏は「一部の路線ではタクシー料金は10%のみの値上げだが、35%の値上げを行なった路線もあり、テヘラン全体で見てみると平均して25%の値上げとなっている」と述べた上で、「我々がこの数字を市議会に提出したところ、市議会でもこの案件が審議され、我々はこの点につき許可を得たのだ」と説明した。

 テヘラン市タクシー機構管理・地域業務担当副理事長はタクシー車内でのソーシャルディスタンス規制の実施に ついて、新型コロナウイルスによる死亡者数、罹患車数の著しい減少を念頭に置いて以下のように言及した。「タクシー車内でのソーシャルディスタンス規制は依然として遵守しなければならないが、新型コロナウイルスによる死亡者数、罹患車数の減少に伴い、タクシー車内でこの規制を解除することを引き続き検討している。なぜならば、タクシーに乗れる乗客数は3人までとなっているが、もしも新型コロナ対策本部のこの件についての決定事項が撤廃されるのであれば、タクシー料金は値下がりするし、もはやタクシー乗り場の混雑状態も見られなくなると思われるからだ。というのも、今現在、朝夕には大量の乗客がタクシーに乗ろうと押し寄せているが、ソーシャルディスタンス規制のために、特にワゴンタクシーで最大定員数を利用することができないのだ。」


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翻訳者:IY
記事ID:53440