テヘラン市廃棄物管理機構理事長:ゴミ漁り問題を解消する新たな方策 テヘラン市内に置かれたゴミ箱は撤去へ

2023年01月31日付 Hamshahri 紙

 テヘラン市廃棄物管理機構理事長は、廃棄物管理総合計画の大方針に従い、廃棄物の戸別回収の実施、及び最大1,100リットルのゴミ箱をテヘラン市内路面から撤去する方針に沿って[この事案は]実施されるとした。

【ハムシャフリー電子版】テヘラン市廃棄物管理機構理事長のレザー・シャラフィー氏は次のように述べた。「廃棄物の発生源での分別を軸とする廃棄物集積システムの改善や市内におけるゴミ箱の削減、及びゴミ漁りという好ましからざる現象の防止を目的として、50戸以上の集合住宅でのゴミ集積所の建設とゴミ箱の設置に関するガイドラインが間もなく発出される予定である。」

 シャラフィー理事長は次のように加えた。「当廃棄物管理機構は、承認済の廃棄物総合管理計画及びテヘラン市第3次5カ年計画に合わせ、本市の50戸以上の集合住宅にゴミ箱を設置することを目指し、テヘラン都市計画研究センターやテヘラン市都市開発局建築建設課と協力し、廃棄物管理室設置に関するガイドラインを策定した。」

 シャラフィー氏は、全ての受益者・関係者との専門レベルの議論を経てこのガイドラインは最終決定に至ったとし、次のように述べた。「触れておかなければならない点は、上述のガイドラインが策定された後、当廃棄物管理機構は、都市開発システムの中に組み込んで実施するために、この廃棄物管理室のスマート設計を行なったことである。」

 同理事長は次のように説明した。「この重要な業務は、廃棄物管理総合計画の大方針に従い、廃棄物の戸別回収の実施、及び最大1,100リットルのゴミ箱をテヘラン市内路面から撤去する方針に沿って実施される。またこのことは、ゴミ漁り問題の解消に有効な手立てとなるだろう。」

 そしてシャラフィー氏は次のように指摘した。「廃棄物管理総合計画は、今後20年間の廃棄物管理の方針を5年・1年のスケールごとに示し、例えば廃棄物の発生源での分別に必要な基盤の増強、戸別収集システムの確立とスマートダストボックスの設置、一体的な資源回収施設(MRF)の建設、埋めるゴミを減らすアプローチとしての廃棄物からの高品質な堆肥の生産と廃棄物発電など、一連の施策が盛り込まれている。最終的には、上記の施策の実施によりテヘラン市の環境への悪影響が軽減されることになるだろう。」

出典:タスニーム通信


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る

同じジャンルの記事を見る


翻訳者:MJ
記事ID:55029