ヘジャーブ非着用の罰則が確定

2023年04月10日付 Hamshahri 紙

〜ヘジャーブ非着用女性の自動車を最長20日間差し押さえ/裁判への送致の後ヘジャーブ非着用女性に罰/職場外でヘジャーブ非着用の職員の運命〜

 南ホラーサーン州都一般・革命検察庁検事は、「自動車内でヘジャーブ(ヒジャブ)を着用しない者は自身の自動車を1〜20日差し押さえられ、公共の場におけるヘジャーブ非着用者は罰金が科せられる」と述べた。

【ハムシャフリー・オンライン】南ホラーサーン州都一般・革命検察庁検事であるホッジャトルエスラーム・アリー・ネサーイー氏は、記者会見で「自動車内でヘジャーブを着用しない者は自身の自動車を1〜20日差し押さえられ、公共の場におけるヘジャーブ非着用者は罰金が科せられる」と述べた。

 同氏は「貞節とヘジャーブに関する罪を犯した者は、裁判所に送致・召喚されると、イスラーム刑法第638条に基づき100万トマーン以上の罰金が課される。これが繰り返された場合は罰金が増額され、公的な設備や交通機関等の使用ができなくなる」と付け加えた。

 同氏は「女性職員が勤務時間外や職場外でヘジャーブを着けておらず身元が特定された場合にも、その詳細が関連機関に送られ、規律委員会にてこれらの人々に関する決定が年末に下される」と述べた。

 州都一般・革命検察庁検事は、司法制度の中で事件化しようとしているのではないことを説明し、「今日に至るまで、ヘジャーブ非着用に関連する訴状は我々の裁判所では受理されていない」と述べた。

 ホッジャトルエスラーム・ネサーイー・ゾハーン氏は、一般の人たちは、路上や公共の場において口頭でのみ、ヘジャーブを着用していない人たちを注意できると指摘した上で、「もちろん、このような人たちは法に従い、方法を学んだ上でこのことを行うべきだ」付け加えた。

 同氏は「もしヘジャーブを脱ぎ、それをアピールする人が屋内にいる場合は、警察に通報するように」と続けた。

 南ホラーサーン州都一般・革命検察庁検事は、「タアズィール(裁量・矯正)刑及び抑止的刑罰法第638条に基づき、ヘジャーブ非着用は犯罪である」と述べ、「ヘジャーブ非着用の犯罪の捜査は憲法第19条により裁判所が直接管轄する」と付け足した。

 ホッジャトルエスラーム・ネサーイー・ゾハーン氏は、ヘジャーブ非着用の罰則は確定しており裁判所に直接付託されていると言及し、「このことについて国民自身が行動を起こし、善を勧め悪を禁じることでこの問題を管理することが期待される」と述べた。

 同氏によると、我々はヘジャーブ非着用の犯罪に対して法律と規則の枠組みの中で措置をとる義務があり、また内務省は全ての人の義務について明記された通達を発行したという。

 州都一般・革命検察庁検事は、あらゆる政府機関や市役所、大学などのヘジャーブ非着用に関わる義務に言及し、各政府機関や民間組織においてヘジャーブを着用しない者がいる場合はその機関や組織の長が、この行為が公園で行われた場合は市役所が、大学では大学が責任を負い、治安部隊も様々な場所や通りを監視すると述べた。

 ホッジャトルエスラーム・ネサーイー・ゾハーン氏は、これらの組織によって調書が作成された者たちは、その調書が裁判所に送付されると述べ、裁判所はこのような人々を召喚し、法の枠組みの中で対処すると付け加えた。


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翻訳者:KA
記事ID:55448