産業鉱山貿易省自動車産業局長が発表 今年新たに9製品を市場に供給/自動車の増産は価格是正により可能に

2023年04月12日付 Jam-e Jam 紙

 産業鉱山貿易省自動車産業局長は、今年、新たに9製品を市場に供給することを発表し、「国内の主要自動車メーカーによる増産と自動車品質改善計画の第二段階は、価格の是正によって可能となる」と述べた。

 アブドッラー・タヴァッコリー・ラーヒージャーニー同局長は、IRNAの取材に対し、「自動車の年間生産台数は、4年連続で80万台程度であり、生産された自動車の一部は倉庫に保管され、市場に供給されていない状態であったが、1401年(西暦2022年3月21日から2023年3月20日)には39%の成長で、130万台以上の生産を実現した」と明らかにした。

 同氏は、「今年は、国内の自動車生産台数の記録を更新し、160万台以上の生産台数に到達する見込みである」と説明した。


今年、新たに9製品を市場に供給

 産業鉱山貿易省同局長は、「生産フローの安定化に特化した第一段階の実施後、品質改善計画の第二段階では、新たなプラットフォームをベースにした高品質な固有製品の開発に焦点を当て、9種類の新製品を市場に供給する見込みである」と述べた。

 タヴァッコリー・ラーヒージャーニー同局長は続けて、「これに基づき、輸入の再開とともに、また自動車統合システムでの供給の明確化と並行して、国内の自動車市場は競争力を高める方向に進むと予想される」と述べた。

 同氏は、「また、供給を増やし、工場価格を引き上げて価格を適正化することで、自動車市場の偽りの需要をなくし、自動車メーカーの損失をなくして供給を増やすことができる」と述べた。


国産製品の設計・開発不足が自動車産業の非効率性の根本的な原因

 産業鉱山貿易省自動車産業局長は次のように述べた。「より重要で、かつ国内の自動車産業が毎回そこで止まってしまっている第二段階では、国内自動車産業の非効率性の根本的原因に対処しなくてはならない。そしてその根本的原因とは、国内の自動車メーカーのバリューチェーンにおいて、国産製品の設計・開発が行われていないことである。」

 タヴァッコリー・ラーヒージャーニー氏は「今日、この産業がナレッジベースになっていないため、製品製造のイニシアチブは国内の自動車メーカーになく、この従属性のため、国内の自動車メーカーの生産フローは常に不安定である」と述べた。

 同氏は次のように強調した。「第二段階は、国産品の構造的土台(プラットフォーム)の開発と国家ブランドを伴う製品の開発を通じて、この産業がナレッジベースの産業となるよう取り組むことである。この議論の広がりは、1401年シャフリーバル月(西暦2022年8月23日から9月22日)の自動車産業発達展の開催から始まり、今年は、国内資源の相乗効果と国内製造の深まりに依拠しつつ、付加価値や富、及びより多くの雇用がこの重要な産業を通じて国内に創出されるよう、国内自動車メーカーにおいて追及されることとなる。その結果、第三段階において、国内の戦略的優位性を作り出すことにより、世界の自動車メーカーに対抗し、輸出市場を拡大することに意識を高めていくことができるようになるのである。」


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翻訳者:KY
記事ID:55479