世界21か国にエビの輸出が60%増加(1)

2023年05月06日付 Iran 紙

 近年、気象変動とそれによる干ばつにより、わが国のピスタチオとサフランの輸出量が過去数年と比べて減少し、一次産品の外貨輸出品ランキングにおけるその地位を乳製品と水産物に譲っている。第13期政府発足以降の1400年[西暦2021/22年]と1401年[西暦2022/23年]には、水産物が平均5.5億から6億ドルの外貨収入をわが国にもたらしており、エビはこれらの水産輸出品の中でも最も外貨収入をもたらす一次産品の一つと見なされている。

 この輸出品[エビ]による外貨収入は、この水生生物の養殖の中心地に幅広い雇用を生み出し、さらにエビの生産の顕著な増加につながっている。現在、ブーシェフル州、ホルモズガーン州、フーゼスターン州といったペルシア湾に隣接する州や、ゴレスターン州ゴミーシャーン郡、スィースターン・バルーチェスターン州が、わが国におけるエビの生産と漁獲の中心地と見なされている。農業ジハード省の統計によると、わが国で養殖・漁獲されるエビの90%は他国に輸出され、10%はイラン国内の家庭で消費されている。


エビの輸出に関する詳細

 直近の税関の統計に基づくと、昨年は3万6017トン765キログラム、金額にして1億3139万5508ドル相当のエビが他国に輸出された。一方、2年前の1400年は約3万3782トン、金額にして8149万9000ドル相当のエビが輸出されていた。

 したがって、この統計は、エビの輸出がこの1年で金額にすると61%、量にすると7%増加したことを示している。

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翻訳者:OM
記事ID:55590