在テヘランスウェーデン大使館前での抗議集会の画像 集会参加者のスローガンは?

2023年06月30日付 Hamshahri 紙

 スウェーデンでの聖クルアーン冒涜と焼却を非難する国民・学生抗議集会が、在テヘランスウェーデン大使館前で開かれた。

【ハムシャフリー電子版】この集会は本日午後、テヘランでの金曜礼拝後に開かれた。

 この集会は宗教上の神聖なものと聖クルアーンに対する侮辱を非難するために開催された。

 治安部隊[警察]の立会いの下で行われたこの集会では、参加者はこの侮辱を非難するプラカードを手に掲げ、聖クルアーンを手に持つ人もいた。

 この集会で参加者らは、「アメリカの一味スウェーデンに死を」「アメリカに死を」「イスラエルに死を」「アッラーフ・アクバル[アッラーは至大なり]」「ラッバイク[私は神の御前におります]」「ヤー・ホセイン[フサイン(第3代イマーム)よ]」といったスローガンを叫んだ。

 この集会では、学生の一人が聖クルアーンへの侮辱を非難し、「我々は外務省と外交機関にこの侮辱をもっと真剣に追及してほしい。我々の意見としては、スウェーデン代理大使を外務省に呼び出してこの侮辱を非難するだけでは十分ではない。」と話した。

 同学生はまた、スウェーデンは偽善者らの根城になっているとも述べ、これに関して話した別の箇所で次のように語った。「ハミード・ヌーリー氏は釈放されるべきであり、我が国の当局はできるだけ早く同氏が釈放されるようもっと真剣に努力すべきだ」。
この学生はまた、この侮辱に対してイスラーム諸国とアラブ諸国が行なった抗議活動に触れ、「我々は、この侮辱を非難して昨日イラク国民が行なった集会と行動を支持する」と述べた。

 昨日この問題に対する抗議と非難のため、スウェーデン代理大使が外務省に召喚された。

 この集会では、聖クルアーンの一節が流された後、参加者らは「へイダル・へイダル[ヘイダルは初代イマーム・アリーの異名]」のスローガンを叫んだ。

 この集会ではほかに、学生らの一人が声明を読み上げ、それに続けて集会参加者らが「アッラーフ・アクバル」「アメリカに死を」「ムスリム各自の沈黙は聖クルアーンへの裏切りだ」「ムスリムの学生は宗教と聖クルアーンを支持する」「ああ、何という屈辱か」「侮辱する大使館は閉鎖すべきだ」といったスローガンを叫ぶ場面もあった。

 この集会では参加者の一部が在テヘランスウェーデン大使館の建物に向かって卵を投げつけた。

 最後にはスウェーデン国旗に火が点けられた。



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翻訳者:OM
記事ID:55971